2011/05/24

Internet Explorer 8

会社では、今までfirefoxを使っていたが、いろいろ気になることが出てきて、IE 8に戻した。気になることとは、
  • プロキシ認証が必要な環境で自動更新を有効にしておくと、自動更新処理でインターネットに接続し、プロキシ認証を求めてくる。インターネット接続が不可だったら、そっとしておいて欲しい。
  • Firefox終了後、後始末処理を長々とやっている。プロセスが終了するまで、Firefoxの起動ができない。
  • すべての履歴を削除しても、次の起動時に前回セッション復旧を実行すると、セッションが復旧される。履歴が消えているのかどうか怪しい。
  • メモリを非常に消費する。ひとたび仮想メモリを確保すると開放しない。で、マシン全体を遅くする。
など。はっきり言ってどうでもよいことばかりなのだが、気になって仕方がなくなった。で、IEに戻してみることにした。会社はXPで、IE 7をまずは使ってみた。

いやーーー。遅かった。重いのなんの。最近のブラウザって早いと言うことを実感した。メモリはFirefoxと同じくらい消費するが、タブを消したり、ウィンドウを閉じたりすると、プロセスのメモリ消費量がそれにあわせて減少する。でも、遅い。勝手に更新要求を出すためにプロキシ認証を通してインターネットに勝手に接続しようとすることもない。でも、遅い。

あまりに遅いので、社内業務システムのIE 8との互換性を確認し、IE 8にアップグレードしてみた。使い始めはあんまり早くないかなと思ったが、IE 7よりはまし、Firefoxよりは遅い、という体感になった。絶えられないほど遅いということはなくなった。メモリの消費だが、IE 8からアーキテクチャが変わったらしく、複数のiexplore.exeプロセスが存在していることを発見。それぞれのプロセスのメモリ消費量を合計するとそれなりの大きさになるのだが、IE 7よりも明らかに動作が軽快になった。

推測するに、こんなことか。
  • ここのInternet Explorerプロセスのメモリ消費量は小さくなっている。
  • ということは、プロセスのワーキングセットが小さくなっている。
  • 1プロセスで大きなワーキングセットを持っていると、ワーキングセットサイズを超えると、ページングによりページがディスクに吐き出されてしまう。
  • 一方、複数プロセスにワーキングセットが分散されると、それぞれのプロセスでページアウトが発生しにくい。
  • ただし、メモリが潤沢にある場合。
他にも早くなった要因はあるのだろうと思うが、ページングしなくなったのは、大きいと思われる。ブックマークを移動したり順番を並べ替えたり、bookmarkletのデバッグをしたり、互換表示サイト設定を修正したりで、長年使ってきたfirefoxとほぼ同じ環境をIE上に構築できた。

若干不都合があったり、あまり速くはなっていないが、、、。少し様子を見てみよう。

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