2011/09/01

Windowsの時刻設定 - タイムサーバの設定

最近のイベントログに、こんなイベントログが残るようになった。

"'' での DNS 解決エラーのため、NtpClient でタイム ソースとして使う手動ピアを設定できませんでした。3473457 分後に再試行し、それ以降は 2 倍の間隔で再試行します。エラー: 要求した名前は有効ですが、要求された種類のデータは見つかりませんでした。 (0x80072AFC)"

イベントソースはTime-Service, IDは134の警告。OSは、Windows 7。

そうとう腐ったイベントログである。メッセージの先頭が、引用符の片割れで始まっているところから、おかしい。3473457分後に再開というものおかしい。いつだよ、再開するのは。って感じ。

NTPやTime-Serviceのキーワードから、インターネットからの時刻設定がうまくいっていないのだろうと判断、コントロールパネルより「日付と時刻」を開き状況を確認する。これのインターネット時刻タブを洗濯すると、time.windows.comと自動同期されるように設定されています、とされている。

NTPは、Network Time Protocolといって、インターネットの世界の電波時計のようなものだ。インターネット内に正確な時刻を配信しているサーバがあって、ここに問い合わせることによって、PCの時刻を正確に保つことができる。

パネルの設定の変更をクリックすると、インターネット時刻設定というダイアログが出てくる。ここの、「今すぐ更新」ボタンを押してみると、"time.windows.comと同期しています"と表示され、同期中にエラーが発生しました、となる。ここがおかしいらしい。

サーバと書いてあるドロップダウンボックスに他のサーバが設定されているので、ためしに、time.nist.govを選んで同期ボタンを押すと、さくっと同期しました、と表示された。
世界中で問題になっているわけではないようなので、ISP(Internet Service Provider)に依存する問題なのかもしれない。とにかく、我が家の環境では、time.windows.comは、だめらしい。

この機にNTPについていろいろ調べてみると、パブリックなNTPサーバを束ねて、NTPサービスの信頼性を高めようという動きがあると言うことがわかった。それが、Public NTP Pool Projectだ。パブリックに利用可能なNTPサーバを、DNSで束ねているプロジェクトだ。DNSは、Domain Name Serviceといって、time.windows.comのようなテキストのホスト名をIPアドレスに変換する仕組みだ。

Public NTP Poolでは、地域ごとにNTPサーバのホスト名が割り当てられており、日本の場合は、jp.pool.ntp.orgだ。この下に複数のNTPサーバが登録されている。さっきの時刻と日付のパネルでサーバを、jp.pool.ntp.orgに設定すると、日本国内のどこかのNTPサーバと同期されるということだ。

とりあえず、これで様子見です。

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