2011/12/12

Office 2010の良いところ、悪いところ

Officeを2007から2010に移行した。遅ればせながら。あんまり変わらないのかなと思っていたが、結構よくなっていたので、良いなぁと思ったところを以下に。

(1) PowerPoint 2010のスマートガイド
これが一番良かった。PowerPointで絵を描いていると時に、オブジェクトをきれいに並べたいことはよくある。大きさをそろえたり、辺をそろえたり。今までたと、同じ大きさにするには、もとのオブジェクトをコピーしていた。辺をそろえるには、選択して整列させていた。

PowerPoint2010では、オブジェクトを移動したり、サイズを変えたりするときに、そのスライド内の別のオブジェクトと辺の位置があったとき、あるいは、中心軸が一致した時に、そのオブジェクトときちんと整列されていることがガイド表示される。

文章ではうまく説明できないが、Microsoftのサイトにその様子がアップされている。

この機能、とても生産性が上がる。いちいち選択して整列させるとしなくても、オブジェクトを動かしているときに、簡単に図形を整列配置できるのだ。優れものだ。

(2) 印刷
Officeファイルを印刷しようとすると、同時にプレビューが表示される。特にExcelファイルを印刷するときに便利だ。Excelは、画面表示と印刷がずれちゃうので、必ずプレビューで確認する必要がある。が、急いでいるときはプレビューをし忘れてしまうことがよくあった。Excel 2010では、必ずプレビューが表示されるので、確認のタイミングができる。

また、ページを抜き出して印刷するときも、ページ設定とプレビュー画面が同じ画面で表示されるので抜き出したページが印刷したいページかどうか簡単に確認できるのも便利だ。

印刷の失敗を大幅に減らしてくれている。

(3) 最近使ったファイル
Office 2007では、最近開いたファイルはファイルメニューからアクセスすることができた。しかし、カスケードしているメニューの項目の選択は、なかなか面倒なものである。

Office 2010では、最近開いたファイルは、メニュー項目ではなく、、、、なんと言えばよいのか、簡単に選べるようになった。ファイルタブに移動して、最近開いたファイルを選択すると、右側のペインに一覧がリスト表示されるのだ。マウスを注意深く動かさなくてよく、ストレスが減っている。

(4) Outlookのスレッド表示
メールに色分類項目を設定してメールを整理しているのだが、この分類項目を設定するのが結構手間がかかっていた。Outlook 2010で、スレッドビューがサポートされて、ずいぶん楽になった。スレッドに含まれるメールに一度に色分類項目を設定できるのだ。また、スレッドもまとめてフォルダ移動できるので、これも楽。一旦色分類項目を設定すると、同じスレッドに届いた新着メールは、同じ色分類項目が自動で設定される。

メール整理の手間を減らして、ストレスを減らしてくれている。

(5) 添付ファイルの実行
Outlook 2010でOfficeドキュメントが添付されているメールの添付ファイルを開くと、保護モードでオープンされて、ファイルの編集やマクロの実行が無効な状態で表示される。

添付ファイルを編集して送り返すことがよくあるが、普通は、一旦、適当なフォルダに保存して、それを編集して返送している。うっかりして、添付ファイルを開いてそれをそのまま編集して終了し、いざ、その編集したファイルを返送しようとしたときに、どこに保存されたんだっけ? となることが時々あった。が、Office 2010では、そういうことがなくなった。

(6) 印刷設定の変更で、ファイルが変更されない
Office 2007までは、Officeドキュメントを印刷する際に印刷設定を変更すると、ファイルまで変更されたとみなされて、終了時にファイルの保存確認のダイアログが表示されていた。実際にファイルが変更されてしまったのか、印刷設定を変えたためなのか判別できないため、大変不便であった。誤ってファイルを書き換えてしまっていても、わからないのだ。

Office 2010では、それがなくなったようだ。印刷設定を変更しても、ファイルが変更されていなければ、何も言わず終了してくれる。

スマートガイドやスレッド表示以外は、実に細かい改善なんだけど、とても作業の際のストレスが減ったように感じている。以外に良いアップグレードだと思う。

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