2012/01/29

住宅ローンの借り換えと登記識別情報通知

住宅ローンの借り換えをしてみた。超長期の固定をやめて、変動にした。月額の返済額が若干減り、返済期間も短くなり、返済総額もずいぶん少なくなった。

借り換えは、同一銀行ではできなさそうだが、そうでもない。相談しだいらしい。当行内での借り換えはできないんです、と言われたのだが、ほかの銀行と金利を比べると、、、という話をすると、そういうことであれば、当行内での借り換えもOKです、と言われた。まぁ、銀行にしてみれば金利分の儲けがなくなるわけで、それなら借り替えてもらったほうが良いということなのだろう。

まぁ、いろいろ手続きは面倒。一からやり直しなので。

で、あれ? と思ったのが、登記識別情報通知の取り扱い。

最近は、土地の権利証というのはなくって、登記識別情報通知、というのが権利証の代わりになる。これには、パスワードのような英数字の記号が定義されていて、これを知っていることが、所有権の証になる。ただ、パスワードは漏れてはいけないので、通知ではパスワードの部分はシールで隠されている。これがはがされているようなことが有る場合は、所有権に重大な疑義が生じる。誰かに盗み見られたということで、大変問題になる。

登記の情報を変更する場合は、このシールを一旦はがして、パスワードを記録し、またシールをする。で、登記所ではパスワードを知らせることで、登記の内容の変更が可能となる。所有者の印鑑登録等も必要。

ローンの借り換えをする場合、抵当権を一旦はずし、再設定することになるため、登記内容の変更が発生する。そのため、シールが一旦はがされすことになる。もちろん、これらの手続きは司法書士が代行してくれる。この際、登記識別情報通知は司法書士に預けることになる。

で、借り換えを実行した。しばらくして、預けていた登記識別情報が返却されてきた。もろもろの書類の中に、シールをはがしたパスワードが丸見えの登記識別情報通知が混じっていた。これはなにか?

私は、自分の識別情報通知のコピーかと思ってしまった。これは、持っていて良いものなのか? どう保管すればよいのか?? 調べると、司法書士はシールをはがして、コピーをとって、再びシールをして、コピーをもって登記所に行くらしい。そのコピー? でもそのコピーは、登記所のほうでシュレッダーに掛けられるということになっているはず。なぜコピーが存在しているのか??

不思議に思い、司法書士さんに電話してみると、そんなことがあるはずがない、と少しあわて気味。中身を良く確かめてみてください、と言われ調べてみると、、、。

登記識別情報は、抵当権の設定者にも行くものらしい。この場合、住宅ローンの保証会社。この保証会社が持っていた抵当権を抹消するため、こっちのほうの識別情報通知もシールがはがされ、登記情報の変更をすることになるらしい。つまりは、この場合、保証会社がもっていた抵当権の所有を示す登記識別情報通知が、用無しになったので、返却されてきた、ということのようだ。

どうすればよいのか大変困惑したが、ちょっとローン、抵当権の仕組みがわかった気がした。

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