2015/02/07

Windows 8でリモートから電源を入れるためにWake On LAN(WOL)を使う

ようやくWindows 8.1に触る機会を得た。ユーザインタフェイスが変わっていることもあるが、細かなことがいろいろ変わっている。

その中の一つがWake On LAN(WOL)。リモートからパソコンの電源を入れる機能。この機会にいろいろ調べてみたんだけど、シャットダウン状態からのWOLは、Windows 7のころからMicrosoftとしてはサポートしないというスタンス。BIOSやネットワークアダプタの機能として、シャットダウン時もネットワークアダプタに電源いれといてあげる、ということあって、Windowsとして公式にはサポートしていない。

どうも、シャットダウン状態というのは電気を使っていない状態でなければならぬ、とか、シャットダウンしたのに勝手に起動するのを防ぐ、という考え方があるらしい。なので、スリープ状態やハイバネート状態からのWOLはサポートする、ということになっている。

Windows 7のときはここが曖昧で、BIOSやネットワークアダプタを適切に設定すれば、シャットダウン状態からWOLで起動できた。Windows 8では、ここが変更になった。デフォルトの設定では、シャットダウンすると、ネットワークアダプタやBIOSの設定に関わらず、周辺機器には電力を流さないようにチップセットを制御している模様。

なので、WOLを使うには、シャットダウンではなく、スリープやハイバネートでパソコンを止めておかなければならない。Windows 8のスリープはハイブリッドスリープといって、メモリ内容の一部をディスクに書き出す方式になったので、スリープ中に停電があってもデータが失われないのでスリープでもいいんだが、、、。

でも、ゴミをためないためにも、帰宅時にはシャットダウンしたいなーーー、という気分の場合は、どうすれば良いか?

そんな場合のために、いままでのシャットダウンも残されています。これの設定が分かりにくくて、高速スタートアップを無効にする、っていう全然関係なさそうな設定の変更。これまでは、Windowsは、起動時にバスをスキャンして、接続しているデバイスを発見して初期化している。これが時間がかかるのだ。そこで、前回の起動とハードウェア構成が変わっていないものとして、前回つながっていたデバイスのみを初期化してWindowsを起動するのが、高速スタートアップ。

これとシャットダウン時の電源制御がどう関わっているのかは、よくわからない。要は、シャットダウンすると、WOLが効かないレベルまでパソコンが電力を消費しない状態になるということ。他にも、消費電力を落とすために電源制御が微妙に変更になっている模様。これについては、別途。

なかなか難しい。

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