低金利だ。過去に一度、借換えて、30年固定金利を変動金利にした。この時は、同じ銀行での借換。これは、本来はやってくれないらしいのだけれども、他行への借り換えを検討しているといって、シミュレーションの結果なんかをちらちら見せたりすると、借換の相談に乗ってくれて、借換を実行してくれる。
それからしばらくたって、さらに低金利。というわけで、再び相談に行ってみた。今回は、インターネットでかりかえ相談を予約し、なかなかお安いイオン銀行のチラシなどもって、相談に行ってみた。
相談に行く前に、銀行から確認の電話が来た。
「金利が下がっているようなんで、借り換えられないかなーと思いまして。」
「同じ銀行内では、借換というのはできないんですよねー。」
「あ。そうでしたねー。ほかの銀行も大分安い感じなので、いろいろ検討しているんですよねー。」
「他行さんも検討されているのですね。それでしたら、我々も検討しますので、相談にお越しください。」
そうそう。他行も検討しているよ、と言わないと、相談に乗ってくれません。
当日は、他行のチラシなどをさりげなく出してみたりしながら、会話。
「借換という形ではないのですが、契約を変更して金利を下げられます。」
なんと。
実は、本当の借り換えは、かなり面倒。正式な審査が走るので、新規に借りる場合と同様の書類一式をそろえないといけない。これは、結構面倒。契約変更の場合は、担保にする物件情報はわかっているので、追加で信用情報を調べて、金利を変えられるかどうかの審査だけを実施する模様。なので、書類はほとんどいらない。
「こちらの店頭金利から、○.○○~○.○○%お引きする形でお引き受けできると思います。最大限の優遇は難しいかもしれませんが。」
「へー、そうなんですか。でも下がるなら、お願いします。」
とうわけで、変動金利の住宅ローンの金利も下がることに。変動金利はその時の金利で利率が決まりそうなものだけれども、契約時の店頭金利からの優遇幅で最終的な金利が決まっているので、契約時の幅が重要。金利の見直しでは、この店頭金利からの優遇幅を見直してくれる。つまり、変動金利だけれども、さらにベースが下がる感じで契約を見直してくれる。
結局、優遇幅の最大の方の優遇で金利を見直してくれました。契約変更には手数料がかかります。今回は、住宅ローン1本につき、10万円取られましたが、元が取れる変更でした。
手続きは、ほぼ30分程度。書類を一式そろえる借換よりも手間なく、金利を下げることができました。
他行への借り換えが面倒と思っている方は、今の銀行に相談してみるのも、検討余地ありです。