2018/04/27

Androidスマホ:アプリを入れる前の初期設定

​(以下、モトローラのmoto g5s, Android 7.1.1の場合)

MVNOサービスが開通して、いよいよスマホライフに突入するわけだが、最低限の設定や使い方の確認は、していたほうが良さそうだ。初めてのAndroidは、案外難しい。

まず最初に確認すべきは、充電。まず、充電しよう。出先で電話として使えなくなるのは、まずいので。持ち歩く前に充電はしておこう。で、SIMカードを入れる。

立ち上げると、初期設定になる。まずは、データ通信環境を設定する。データ通信を使うには、APNの設定が必要だ。APNとは、アクセスポイントネーム。キャリアからスマホを買った場合は、設定済の状態で配送されているかもしれない。APNの設定の仕方は、SIMカードとともに連絡されているはずだ。

次は、WIFIだろうか。家にWIFIがあるなら、アプリをあれこれインストールする前に、さっさと設定する。初期設定以外のやり方でWIFI接続する方法も確認しておくと良いだろう。

普通の電話としては、既に機能しているはずだ。

Androidを使いこなすには、Googleのアカウントは必須。持ってなければ、新規登録する。プライバシーがどうこういって、ためらっている場合ではない。それよりも、自分でセキュリティに注意する方法を学ぶべきだ。


パスコード、顔認証、指紋認証などの認証機能も早いうちに設定しておいたほうが良いと思う。

いろいろな初期設定があるかもしれないが、スキップできる設定はスキップして構わない。よくわからないまま、クレジットカードなど登録しないほうが良い。ほとんどの設定は、後から変更できるはずだ。

電話として持ち歩くには、マナーモードへの設定の仕方を確認すべき。ガラケーでは、バイブもしないし音もならないサイレントマナーモード、バイブはするが音が鳴らないマナーモードがあらかじめ設定されていたと思うが、大手キャリアから購入したのでない限り、そのような設定があることは期待しないほうが良い。実際、我が家ではスマホごとにマナーモードの設定の仕方が違っている。おそらく一番確実なのは、待ち受け時にボリュームを下げて着信音量を最小にすることだ。これで、電話、メールなどの着信音や、通知、リマインダは鳴らなくなる(ただし、バイブレーションはするかもしれない)。

キャリアによっては、アプリ経由で電話すると通話料が安くなる場合があるので、そのアプリは早いうちに入れておくべきか。IIJの場合は、みおふぉん。

ここらで考えるべきことが一つ。SIMフリーのスマホの場合、留守電になる伝言メモアプリがないのだ。キャリアの留守電電話サービスを使うかどうかを検討しておくべきだろう。なお、Androidの伝言メモアプリは、探しても絶対にないので、探すのは時間の無駄(2018年4月時点)。なぜなら、必要な仕様が一般のAndroidアプリ開発者には開示されておらず、そのようなアプリをつくることができないから(スマホを開発するベンダやキャリアには開示されている。よって、日本のキャリアが提供するAndroidスマホには、伝言メモアプリが搭載されている場合もある)。

今までの電話と同様に使うには、電話帳の移行が必要だ。Androidでは、連絡先というようだ。私は、元のガラケーからBluetoothでコピーした。元のガラケーのアドレス帳でBluetoothで送信とやると、スマホを見つけてくれるので選択、スマホ側で接続を許可すると、アドレス帳のデータを格納したVCFファイルがスマホに転送される。ここからは機種依存だが、転送されたVCFファイルを開けば連絡先にインポートされるはずだ。一般的には、SDカードにアドレス帳をコピーする、クラウドのバックアップサービスを使う、などして移行するのかなぁ。やってないので、よく知りません。いえることは、元の電話のデータが必要であるということ。バックアップもせずに捨てたり、売ったりしてはならない。

さて、そろそろ、ウェブやメールを見たくなるが、SMSの受信でウィルス感染なんてこともあるようなので、セキュリティソフトを先に入れるべきであろう。通常は有料サービスだと思うが、無料版を提供しているサービスもある。スマホに導入済みの場合もあるであろう。私のmoto g5sにはセキュリティソフトはインストールされていなかったので、無料版のAvast Mobile Securityを入れてみて様子をみている。怪しいアプリのインストール、SMSでのアタック、危険なウェブの閲覧など、警告してくれるようだ。設定画面に広告が入る、有料サービスへ誘導するようなアラートが時々出る、遅くなるといった評価も聞くが、私はそれほど気にならない。

あとは、メールの設定をすれば、おおむね、ガラケーと同じになるのではないだろうか。
で、いよいよ、いろいろなアプリを入れたくなるが、やっぱり気になるセキュリティ。。。なかなか難しいです。

スマホ移行:IIJmio契約とMNP移行

​そういうわけで、MVNOはIIJmioにしてスマホも選んだ。いよいよ契約である。

IIJmioのファミリーシェアプランは加入に際しての制約があり、
  • 新規契約と同時には追加SIMにMNP転入ができない(新規契約分への転入はできる)。追加は、ファミリーシェアプランによる回線が開通してから。
  • MNP転出元の契約名義が、iijmioでの契約名義と一致していること。
となっている。

今までのキャリアメールのアドレスはこの機にキャリアに依存しないサービスに乗り換えるとして、電話番号は流石に変えられないので、家族全員でMNPすることになる。が、上の制約のため、ファミリーシェアで通信量を共有する3枚のSIMに対して、一気にMNP転入できないのだ。なので、家族でMNP転入したい場合は、まず、誰かの回線をMNP転入するようファミリーシェアプランを契約し、そのサービスが開通してから、他のSIMを追加してMNP転入する手順となる。

このへんのやり方は、IIJのサポートがとても丁寧に教えてくれた。IIJのサポートは、とても高品質。今回、Amazonのクーポンがもらえたり、契約手数料が割引になる期間だったのだが、それがちゃんと適用されるようなやり方を、こちらから聞いていないのに、丁寧に教えてくれた。土日もサービスデスクが開いていて、とても助かった。

それはさておき。

我が家の場合は、息子が高校の入学式までにスマホを使えるようにしたかったので、私名義でファミリーシェアプランを契約し、まずは、息子のSIMを注文することとした。

まずは、MNPのための予約番号を取得するのだが、auのガラケーからサポートサイトにつないでやってみる。事前に調べたところでは21:30まで受付と書かれていたので、木曜日の21:00過ぎに息子の携帯から実行したところ、「申請は受け付けたけど、21:00以降の受付の場合は、番号の連絡は明日になります」って。それは、21:30まで受付とは言わないのでは。。しかも、番号の発行は、翌朝の9:00以降って、、、出社してんですけど。。

気を取り直して、翌朝に予約番号を確認し、昼休みにIIJmioの契約手続きを実施。これは、ウェブで簡単にできる。契約者の身分証明書の画像、MNP転入したい携帯番号、MNP予約番号、予約番号の期限、必要なSIMの大きさを用意しておけば、あっという間に手続き完了。

この後は、手続き受け付け、身分証明書確認完了のメールがあり、その後、SIMカード出荷のメールがくる。金曜日の昼ごろの手続きで、SIMが届いたのが火曜日。週末挟んだり、申請時の情報が間違っていて訂正したりしたけど、いい感じで届きました。

ほいで、息子のスマホの開通手続きを実施。SIMに同封されていた案内に従い、開通センターに電話、移行する携帯の電話番号、MNP予約番号、SIMの番号を入力するだけ。無事、切り替え完了。ここは、息子と妻がやったのだけど、多分、スマホにAPNの設定をしたはず。

ちなみに、息子の分のau契約も、この時点で自動的に解約になるとのこと。改めてのauでの手続きは不要なようだ。MNP手数料が発生しているが、それまでの請求方法で請求される模様。

で、次に私と妻のMNP転出と、SIMカードの追加を手続きする。キャンペーンのAmazonポイントをゲットするため、同時にスマホも発注。注文受付、身分証明書確認完了のメールの後、SIM出荷のメールがきた。が、出荷メールには、私の分のSIMしか記載されていない。なんか変だなーと思い、IIJのサポートに電話して確認したところ、MNP転出元の契約名義が、私名義ではなく手続きが止まっている、とのこと(この後、メールで連絡することになっていた模様)。なんと!

auのウェブで、私のIDで妻の料金明細や請求書も見れるようにしていたので、契約は一本になっていると思い込んでいたが、そうではなかったらしい。不覚。どうしたらいいかIIJのサポートに聞くと、MNPの予約を取り消し、契約名義を変更し、MNP予約番号をとりなおして、改めて連絡をくれ、とのこと。

これが木曜日。早速、妻にはMNP予約を取り消してもらう。名義変更は、委任状でも良いらしいが、原則本人必要ということで、妻が最寄りのauショップで土曜日の予約を取ってくれた。

で、私のSIMカードは無事届く。妻が恨めしそうな顔をするので、一緒に移行しようね、ね、ね! となだめつつ、土曜日にauショップで名義変更と新しいMNP予約番号を発行。週末の名義変更では、すぐにはMNP予約番号は出ないかも、とauサポートでは脅されていたが、問題なくゲット。直ぐに、新しい情報をIIJに連絡。日曜日に確認のメールが届き、火曜日に妻のSIMカードも到着!

その火曜日の帰宅後、さぁ、移行しようか! と思ったが、「もしかして、オンデマンド開通センターもサービス時間があるんでないの? 」との疑惑が頭をよぎる。すると、息子が6時くらいまでじゃなかったっけ? と一言。。実際、19:00までしかオープンしておらず、結局、この日はダメ。

次の日は妻は午前中は仕事。じゃあ、午後一番にそれぞれ開通手続きをしよう! と言って、私は会社でこそこそ開通手続きを実行。無事、開通しました。

いろいろすったもんだしましたが、無事移行完了。auの契約は、MNP転入先での回線開通時に自動的に解約になるとのこと。我々、3人とも二年縛りの契約の更新期間に当たっていたため、余計な解約手数料を発生させることなく、切り替えることができた。

ちなみに、IIJmioは、一年間は解約手数料が発生するが、それ以降は特段の縛りはない。

さて、次はスマホの設定である。


スマホ移行:Androidスマホ選び

星の数ほどあるのではないかと思われる中から、どのスマホを選ぶかは、結構難しい。iPhoneが安ければ何の問題もないのだが、奴は高価だ。数世代前の中古でも、そこそこの値段だ。ビックカメラなんかに行って実機を見ると、上位機種はよく見えるが、びっくりするほど高い。当たり前。なかなか絞りきれない。

絞り込んで考えるため、まずは、キャリアをIIJmioにおおむね決めたので、IIJでお得に買えるスマホから選んでみることにした。IIJでは、この期間内にSIMとスマホを同日に手配すれば、5000円分くらいのAmazonポイントをあげるよ、というキャンペーンをやっていた。まずは、この中から選んでみようと。

とは言っても、まだ選択肢がたくさんある。何が重要になのかを考えるため、3万円以内のスマホで選んでみよ、という指令を出してみた。そうすると、限られた中からベストの選択をしようといろいろ考え、どんなスマホが欲しいのか、スマホに何を求めるのかが、だんだん明らかになってきた。カメラ性能、バッテリの持ち、ホームボタンの形や有無、指紋認証の場所など。気にするポイントが違って面白い。

ここで再び電器屋に行き実機確認し、決定! そこそこの性能のカメラが欲しかった妻はHuawei honor 9の、見た目とバッテリの持ちにこだわった息子はASUSのZenFone Max Plus、素のAndroidからのカスタマイズの少ないシンプルさを求めた私はモトローラのmoto g5s、という所に落ち着いた。もともと選んでみよといった中にあったのはmoto g5sだけ。とはいえ、ハイエンドの高価なものでないものに落ち着いた。よかったよかった。

息子のは、IIJでは買えない機種でAmazonポイントがもらえないことになったが、ちょうど、楽天で買い回りポイントアップキャンペーンをやっていたので、息子のスマホ、みんなのスマホケースや保護フィルムを買いまくってポイントを稼いだ。

次は、IIJmioとの契約とMNPによる移行だ。

2018/04/22

スマホ移行:キャリア選び

​息子の高校入学に合わせて、家族でスマホに移行することにした。

これまでは、私、妻、息子の3人でキャリア(au)のガラケーを使っていて、月々の支払いを5〜6,000円で済ませていたので(私は会社支給のiPhoneも持っていた)、如何に月々の支払いを抑えるかが、思案のしどころ。

大手キャリアのプランでも、2年ごとの買い替えを前提にすれば、機種代が実質割引になるなどやり方はあるようでしたが、2年ごとの買い替えは面倒に思う我が家。また、何がしかのサービスと組みわせると月額費用が安くなるというキャリアやプランもあるが、結局、割引期間が1年間のみの場合が多く、それを過ぎると月額費用が高くなってしまい、その時点で見直しが必要になる。そういうのは、面倒なのです、我が家は。。

いろんなプランがあるけど、実際に計算してみると、大手キャリアだと、割引されるスマホ購入代を考慮しても、月々5~6,000円しか払っていなかった我が家からすると、3年間のトータルでは結構な額になる。

なので、ベースの料金が安いMNVO、いわゆる格安SIMで探した。iPhoneを使っていると、1GB/月ではつらい印象があるので、3GB/月で探した。だいたい3GB/月で1600円くらい(2018年4月頃の話)。

私や妻は3GB/月で足りるだろうなーと思うのだが、高校生の息子がこれで足りるのかが疑問。で、見つけたのがIIJのIIJmioのファミリーシェアプラン。1契約の中で、家族で通信量をシェアできる。家族で12GB/月(2018/4月時点)、通話は10円30/秒(みおふぉん使用時)で、3人だと4660円/月(税抜、加えてユニバーサルサービス料)。

IIJmioのサービスでは、データ通信速度を高速と低速とで切り替えられる。低速は200kbpsとなり、重たいサイト、動画、ゲーム、地図系のアプリは厳しいが、メールやLINEは問題なし。低速モードでは、通信量がカウントされないので12GBを消費しないが、直近3日間の通信量の合計が366MBを超えると通信規制がかかり、使い物にならなくなる。この制限は、私の使い方では規制に到達しないが、Spotifyみたいなことをするとあっというまに引っかかる。ただし、この規制にかかっても、その時点で高速通信モードに切り替えれば、普通に使えるようになる(通信料はカウントされる)。

私の想定は、
  • 今までauで無料だった家族間の通話、SMSは、LINEを使う。
  • 家は、当然、無線LAN。
  • 息子は通学の電車の中で動画を観たりするかもしれないが、長い時間ではないので、べらぼうには使わないだろう。
  • 私は、個人メール以外は会社iPhoneで済むのでほとんど使わないし、低速モードで問題ない(12GBを消費しない)。
  • 妻は、外でバンバン出かける生活スタイルではないので、そんなに使うわけではないだろう。
なので、おそらく、9GB分くらいは息子が使える感じになる。

3GBを超えるプランを用意するとなるとMVNO(格安SIM)でもそれなりの料金になるが、IIJmioのファミリーシェアなら、ガラケー時代の料金とほぼ変わらない料金で、スマホに移れて、息子用のデータ量も確保できるようだ。

家族シェアプランはほかのプロバイダにないこともなく、biglobeが近いプランを提供していたはず。biglobeは、家族に係わらず通信量を共有できるようになっている。

ほかにもあるのだろうが、モバイルWIFI用に既にIIJmioを使っていたことと、日本のインターネットを支えてきたIIJのブランドを信じて、IIJmioにすることに決定。

次は、スマホ選びとMNP移行。