2018/12/17

ADSL+CATVから光回線サービスへ(8): まとめ

NTTがフレッツADSLのサービス停止する、というニュースを見て、ADSLをやめることにした

行き先は、CATV会社のインターネット接続サービスか、光回線によるサービスか。いろいろあるのだが、テレビや電話も合わせて考えていかないと、無駄な利用料を払うことになる。J-COMは、インターネット接続の速度に不安があったので、光回線に移行することにして、いろいろ調べた

使い勝手で大きな影響があるのは、テレビのサービスだろう。テレビのサービスを決めると、回線が決まってしまう面もある。

いろいろ調べた結果、光回線とインターネット接続はIIJのIIJmioひかり、電話はひかり電話、テレビはフレッツテレビとスカパーにすることにした。

IIJmioひかりは、コラボレーションサービスと呼ばれているサービスで、光回線はNTTのフレッツ光である。IIJが窓口となって、回線とインターネット接続を提供する。回線がフレッツなので、NTTが提供するフレッツテレビとスカパーが乗っかる。フレッツテレビはNTT、スカパーはスカパー、と提供業者は少し複雑になった。

このため工事は一度にはできず、まず光回線を敷設してインターネット接続を開通し、その後、フレッツテレビの配信を受けるようにする、という流れ。フレッツテレビが視聴できるようになれば、スカパーは申し込めば視聴可能となる。

今回は、スカパーを契約すれば家の中の配線工事が無料というキャンペーンを実施ていたのでそれに乗って、うまい具合に宅内も配線してもらった。

IIJmioひかりが開通した時点でADSLを解約フレッツテレビとスカパーが視聴できるようになった時点でJ-COMを解約した。

で、移行してどうだったかというと。

インターネット接続は、△~〇。昼間の通信速度は、とても速くなったと思う。オフラインで見るコンテンツのダウンロードが、とても早くなった。夜の遅い時間に遅く感じられることがある。通信速度を測ってみると、3Mbpsくらいになっているように見えることもあった。

すごい遅くなったじゃん、とも思ったのだが、体感はそれほどでもない。速度も測るサイトでバラバラで、あるサイトで5Mbpsとなっても、他のサイトでは10Mbps以上出ていたりする場合もある。ようは、見ている先にどういう経路で繋がっているか、見ている先がどれだけ帯域を持っているかが体感速度に大きく影響しているのではないか、ということ。

ISPがボトルネックになるとよく言われる。昼間と夜間で速度が変わるので、ISPからインターネットに接続する装置のスケーラビリティの問題はあると思う。光に変えたのに、と数字だけ見て嘆くような話が多くあるが、ADSLからの移行からかんがえると、十分かなー、という感じである。と言いつつ、ISPの設備増強には期待している。

電話は、〇。〇というか、使い勝手が何も変わっていないので、特に感想もない。ナンバーディスプレイはオプションではなく、デフォルトにして、という希望はあります。
まだ使っていない機能があるので、使ってみたいとは思っている。それは、宅内でスマホで固定電話通話が可能になる機能。家の中の無線LANに繋がっていれば、スマホで固定電話の発信・着信ができる。庭に出ているときなど、便利そうだ。

長距離電話の際に電話会社を選べるマイラインを使っている場合は、使い勝手が変わってくるのかもしれない。が、使っていないので、わかりません。

テレビは、◎。録画機能のないショボいセットトップボックスを使い続けていたせいなのではあるが、ビデオレコーダーだけでBSとCSの番組が録画できるようになったのが一番のメリット。今までは、セットトップボックスをレコーダーの外部入力につなぎ、レコーダーとセットトップボックスの両方に録画の登録が必要だった。書くと簡単だが、まぁ、手間がかかる。

外部入力での録画になるので、BSとCSのなかで録画したい番組が重なると、どれか一つしか録画できない状況だった。切り替え後は、レコーダーにチューナーが二つあるので、地デジ、BS、CSの範囲で二番組録画ができるようになった。

外部入力経由の録画ではなくなったので、BSとCSの録画画質が気持ち良くなった気がする。これは、気がする程度かもしれない。

それから、BSがテレビだけで視聴できるようになったことも、大きなメリットだ。J-COMは、地デジはパススルーで送信しているが、BSとCSはトランスモジュレーション方式をとっている。したがって、BSとCSの視聴は、セットトップボックス経由でなければ視聴できない。フレッツテレビは、すべてのチャンネルがパススルー方式での送信となっているので、セットトップボックスが不要なのだ。結果、アンテナ線さえ繋げば、BSが視聴できるようになる。

我が家のレコーダーの制限なのだが、外部入力から録画した番組をタブレットなどにムーブする際にフォーマット変換しなければならず不便だったのだが、それもなくなった。

J-COMのCSがHD画質だったのが、スカパーはSDだと思われるので、そこだけ悪くなったなーと思うが、録画でしか視聴しないので、あまり関係ない感じ。外部入力経由での録画をしなくて良くなったので、録画の画質は改善したんじゃないか、という気がしないでもないくらい。要は、画質のグレードダウンは、私には関係なかった。

料金としては、最終的にスカパーのチャンネルをどうするかによるが、インターネット、電話、テレビで月1500〜2000円のアップになりそうだ。正直なところもう少し抑えたかったが、仕方ないところであろうか。

比較的スムーズに移行できたし、使い勝手も良くなったので、まずは満足である。翌月に予定されているISPの増設工事にも期待。

ADSL+CATVから光回線サービスへ(7): J-COM解約

テレビをフレッツテレビとスカパーに切り替え、J-COMのセットトップボックスの配線も外れ、問題ないか数日様子見したが、問題ないようだ。

これでJ-COMを解約出来るのだが、一つ心配ごとが。NHKの受信料を、この二ヶ月前に、J-OM経由で団体扱いで、一年分払っているのだ。この扱いが、よくわからない。念の為、J-COMのサイトで、受信料支払い月の請求明細と、 支払い証明をダウンロード。

多分、準備万端なので、J-COMに解約の連絡を入れた。サポートのフリーダイヤルに電話して解約する旨を申し出ると、3時間以内に担当から連絡入れます、とのこと。

二時間後くらいに、手続きします、という電話があった。最初に電話した時間がコチラにとっては都合の良い時間なので、できればその時点で処理してもらいたかった。まぁ、いつくらいに電話してくださいと言えば良い話だが、それが読めないときもあるので。

手続きは、まず、理由を聞かれる。スカパーにしました、と伝えると、切り替え済ですか、と聞かれる。済んでそっちで見てます、と答える。

そこで初めて、解約の手続きを進めます、となる。スキがあれば、翻意させる感じで話が進むのであろう。あとは、淡々と話が進められる。
・テレビの解約で間違いないか?
・日割りではなく、月末の解約になる。
・今の契約プランは、今は新規加入を受け付けていない。今後、このプランでは契約できないけど良い?
・セットトップボックスでHDDに録画した番組は視聴できなくなります。大丈夫?
・NHKの受信料で団体契約で支払い済の分は、J-COM解約後も有効。
・解約に伴い工事がある。セットトップボックスの回収と、外で信号の配信を止める工事をする。
・ケーブルを撤去する場合は6000円、やらない場合は2000円。
・費用は、後日、今のクレジットカードに請求する。
・工事は、立会が必要だが、いつにするか?
など。

NHKの受信料は、この二ヶ月前に一年分支払っており、どうなっちゃうんだろうと思っていたが、これがなくなることはないとのことで一安心。

工事日を決めて、手続き完了。

ついでに、NHKにもこの旨を連絡。
・支払い方法を指定するための用紙を送るので返送してください
・次回請求は、今の支払い済みの分が切れたタイミングになる、
とのこと。

おお。問題なく、完了した。

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で、撤去工事日。当日の朝、業者の方から電話がかかってきた。すっかり忘れていた! 約束していた時間の10分前に電話いただき、あーーーー、となる。

慌てて着替えて、出迎える。既に外してあったセットトップボックスを返却。家の中には入らないと聞いていたつもりだったが、ちゃんと信号が切断されたか確認するため、ケーブルが引き込まれている部屋にいれてくれ、と言われる。

あうあうあう。

仕方がないので、物置になっている部屋にご案内。そこで、信号の受信機をケーブルにつなぎ、信号が切断されたかどうか確認。。。3分程度で終了。

結局、工事自体は10分程度で終了。家に上げろ、と言われた以外は、何事もなく終了。同軸ケーブルはそのまま。外も、家の中も。分岐点の接続だけ、切った様子。

あとから考えてみると、変な信号を混入されたりしないように、確実に切り離す、ってことをしたかったんだと思う。

これで、完全に切り替え終了。


ADSL+CATVから光回線サービスへ(6):IIJmioひかりでのフレッツテレビ工事とスカパー契約

IIJmioひかりでは、フレッツテレビのサービスメニューを提供していないが、NTTに申し込めば利用可能である。インターネット接続をADSLから光に切り替える際に、テレビもJ-COMからフレッツテレビに切り替えることにした。

IIJmioひかりを申し込んだ後、NTTに電話してフレッツテレビを申し込んでみたのだが、IIJmioひかりの開通後でなければ受け付けられません、とのつれない返事。フレッツ光にしていれば、光回線の敷設、インターネット接続、フレッツテレビ受信の工事を一度に実施できるようなのだが、IIJのようなコラボレーション事業者に頼むと、こういうことが発生する。

おまけに、光終端装置はインターネット接続とは別にもう一つ必要です、などと言われる。それは、コンセントがもう一つ必要、ということ。。

まぁ、仕方ないので、まずはIIJmioひかりを開通させる。若干、すったもんだしたが、無事開通。NTTには、光の開通後に電話すると言われていたのだが、開通の翌日に、ちゃんと電話がかかってきた。そこで正式に申し込む。

フレッツテレビに加えてスカパーも申し込むことにしていたのだが、工事が二回必要です、などと宣告される。なんでも、まずフレッツテレビ用に光回線を切り替える必要があり、その工事。それと、家の中のアンテナ線の工事。

光回線の切り替えについては、IIJmioの工事の際に、工事業者の方に、光ファイバーの信号を見るとテレビの信号が弱いので、おそらく回線切り替え工事が必要になりますよー、と言われていた。家の近所のどこかで回線を切り替えるはずです、と言っていた。

その時はよく意味が分かっていなかったのだが、フレッツテレビ申し込み時にも工事が必要である、と言われたので、なんかいるんだなと。

それと、家の中のアンテナ線の配線工事。家を建てたときに、電話、LAN、テレビのアンテナ線の配線用の機器を収納するマルチメディアポート設置し、そこから、必要な部屋に電話、LAN、アンテナ線を分配するようにしていたので、基本的には、ここに新しいテレビのアンテナ線をつなげばよいだけのはずである。光ファイバー設置用の空配管も、このマルチメディアポートのとなりのコンセントに光ファイバーが来るように設置していた。

切り替え前は、J-COMのケーブルを屋根裏からマルチメディアポートに取り込み、CATV用のブースターを通じ、分配器で各部屋のアンテナコンセントにアンテナ線を分けていた。CATVのケーブルの代わりに、フレッツテレビの光終端装置からのアンテナ線をつなげばよい。光終端装置はマルチメディアポートのある部屋において、そこから出る同軸ケーブルを、マルチメディアポートの真横に設置したコンセントの同軸ケーブル用の穴を通じてマルチメディアポートに入れる、ということを想定していたのだが、果たして、いまさら、本当にコンセントからマルチメディアポートに同軸ケーブルを通せるのか?? なぜ、家を建てたときに、マルチメディアポートからコンセントまでのケーブルを設置しておかなかったのか??

などという問題があったので、アンテナ線の工事も依頼することにした。

で、アンテナ線の工事は、スカパーに加入するということであれば、アンテナ配線工事代金がタダになる!(限度あり)というキャンペーンをやっていたので、それでお願いすることにした。が、そうすると何が起きるかというと、NTTとスカパーの2つの工事が必要ということになり、工事が二回になるということ。あ、、、一日で終わらないのか?? 何日会社を休めばいいんだ?

そういうことかー、と思ったが、一か月後であれば、午前にフレッツテレビのNTTの工事、午後にアンテナ配線のスカパーの工事を手配できる、しかも休日にやってくれる、とのことだったので、そこで工事を依頼。

工事日までにその時の家の配線状況をいろいろ確認したところ、
・分配器から各部屋までは、S-5C-FBのBS/CSも大丈夫なケーブルで配線されている。
・分配器もBS/CSに対応している。
・ブースターはCATV用で、取り換えないといけないかもしれない。
・テレビ周りは、分波器の設置が必要。
という状況。

つまり、マルチメメディアポートとコンセントの間の配線、ブースターの交換、といったあたりが問題になりそう、ということで、事前に手を打っておこうと思い、まずは配線をやってみることにした。が、とても短いのだが壁の中に線を通すということをやらなければならず、通線ワイヤーのような道具がなければ難しそうであり、断念。業者に任せてみることにした。

ブースターの取り換えと分波器の設置をしようとしたのだが、スカパーの工事無料キャンペーンの説明書きをよく読むと、ブースター設置も工事無料の範囲に入っている。ブースターは、実際、必要なのかどうかわからなかったので、これも信号レベルを見てもらって、必要なら入れてもらうことにした。

で、結局、自分でやったのは、テレビ周りの分波器の設置のみ。壁のアンテナコンセントから分波器を通じてビデオレコーダーに入力、ビデオのアンテナ出力をテレビのアンテナ入力につなぐだけ。ビデオをテレビの間をつなぐケーブルが足りなかったので、分波器ともにamazon.comで購入。

が、このケーブルがいまいちだった。うちのテレビのアンテナ入力にだけ、はまらないのである。外れにくいようにF型コネクタが付いているケーブルを買ったのだが、このコネクタのネジ山と、テレビのアンテナ入力のネジ山の相性が悪いようで、どうしても入らない。工事の前日の夜に30~40分格闘したのだが、どうしても入らない。仕方ないので、家にあった古いプッシュ型のケーブルでとりあえずつないでおいた。

で、工事日。NTTからは2日前に予定通りやりますよ、と連絡あり。当日は、20分ほど前に実際の工事業者さんから電話があった。回線工事は、テレビ放送を流しているVCASTというサービスに切り替えるための工事のようだ。家に引き込んでいる光ケーブルを取り換えるような工事ではなく、家の近くでVCASTの信号が来ているところに、我が家に引き込んでいる光ケーブルをつなぐようなイメージ。工事の様子を見ていると、近所の電線群にあるNTTの白いクロージャ―を開けて、光ファイバーをつなぎ変えていたようだ。

より具体的には、家に来ている光ファイバーを光終端装置から外し、その光ファイバーにレーザー光を送信、それを頼りにクロージャ―の中で当該の光ファイバーを見つけ、それとセンターからきているVCASTサービス用の光ファイバーをつなぐ、という作業をしたようだ。ちなみに、我が家とつながるクロージャ―は、我が家から5, 6軒先の家の前に存在していた。

この作業で切り替えが完了するというわけではないらしく、センター側で、つないだ光ファイバーに、今まで使っていたひかり電話の接続やインターネット接続をつなぎ変えないといけないとのことで、センター側の作業も並行して実施されていたようだ。

センター側の作業が完了すると、インターネット接続が回復し、ひかり電話も復旧する。これで、NTTの作業は完了。約40分程度であろうか。今までの光回線サービスを解約し、VCASTサービスに契約しなおすようなことになるようだ。

で、午後にスカパーの工事だ。

12:00 - 14:00でやるよと前日に連絡があり、当日もその通りの業者の方が来られました。直前の連絡なく来られたので、ちょっと慌てた(出かけてたので、走って戻る)。

アンテナ線をコンセントを通してマルチメディアポートの中にの分配器につないでほしいのです、とお伝えし、作業開始。コンセントのプレートを外し、通線ワイヤーでマルチメディアポートからコンセントの方への配線を試みる。そこ、壁があるようなんですよねー、というと、そうですねーなんて言っていたが、あ、通りましたよー、とあっさり通線ワイヤー開通。30秒ほどか。。さすが。その後、同軸ケーブルを通して、分配器の入力につながっているJ-COMのケーブルを、今通した光終端装置の出力とつながっている同軸につなぎ変え、、、、。あれ、終わりじゃん。

コンセントプレートの復旧に若干手間取られていたが、その間に、テレビ側の配線を自分でやった。リビングのアンテナコンセントからJ-COM接続を外して分波器を接続し、分波器の地デジ出力をビデオに接続。他の接続は、前日の夜にあらかた済ませていたので、配線完了。

テレビ、ビデオで地デジ、BSが視聴できることを確認、信号レベルも確認したところ、ほぼマックスで、ブースターも不要であることが分かった。慌てて買わなくてよかった。普通の家でフレッツテレビであれば、よほど配線状況が悪くなければ、ブースターは不要なのではないかと思う。少なくとも、スカパーに工事を頼む場合は、ブースター込みで無料なので、慌てて用意する必要はない。

で、テレビ周りの配線しまーす、と業者の方がリビングに移ってきたが、済んでますね、と言いつつ、念のため、信号レベルが問題ないことを確認。結局、工事はあのアンテナ線の配線だけだったので、追加料金は発生せず。

これで終わりかなーと思ったのだが、この業者はスカパーの工事に来ているのである。なので、スカパー契約を迫ってくるのである。まぁ、契約するつもりだからよいのだが。契約する機器のB-CASカードの番号をメモし、契約申し込みがスムーズにできるようにテレビのチャンネルをセットし、ここに電話して契約してください、と促してくる。

なるほど。アンテナ工事無料の前提は、スカパーを一年間契約すること。なので、さぁ、契約しなさいよ、という感じになる。まぁ、そんなに迫ってはこないけど。

で、電話すると、オペレータ待ち。何時になるかわからないので、業者の方には帰ってもらったが、その後すぐつながって、スカパー契約完了となりました。契約は、最終的にはセレクト5に1チャンネル足すか、セレクト10にしようと思っているが、基本セットが契約月は無料、翌月は半額ということだったので、一旦、基本セットで契約。翌月中に最終的な契約内容を決めればよい、とのことだった。

これで終わりかなーと思ったが、BS NHKを見ていると衛星視聴機器設置の連絡のお願いのメッセージが表示されるので、メッセージ消去の手続きが必要。これをやると、多分、受信料の請求が来るのだろう。

あとは、J-COMの解約と工事をやれば、移行完了である。

ADSL+CATVから光回線サービスへ(5):光回線サービスの選択

ということで、ADSLでのインターネット接続をやめることにしたのだが、問題は切り替え先。切り替え先は、CATV会社が提供するケーブルによるインターネット接続か、光回線によるインターネット接続か。いずれにしても、テレビや電話もセットにしていかないと高額になってしまうので、それらも合わせて考えることになる。

我が家の場合は、CATVであればJ-COM、光はフレッツ系、au、NUROからの選択。

2000年ころからのツーカーユーザで、ツーカーがauに吸収されて以来ずっとauユーザーだったのがだ、スマホへ切り替える際にauはやめた。携帯電話サービスには問題はなかったのだが、サービスやサポートが複雑になりとても分かりにくく、考えられなくなったから。なので、auひかりは考えられない。スマホはIIJmioのサービスを使っており、auひかりではなんの割引も得られない。

NUROは評判が良いようだが、若干高く感じる。

そういうわけで、J-COMとフレッツ系で本格的に比較してみた。ちなみに、当時、テレビはJ-COMを使っていた。

まずは、どうなっているのが良いかをよくよく考えてみた。必要なことは、
・CS番組がスムーズに録画できることと、
・インターネット接続が、今よりも遅くならないこと。
くらい。

インターネット接続は、切り替え前は、Yahoo! BB ADSLで実効6Mbpsくらいで、我が家では十分であった。これより遅くなると動画がしんどくなりそうなので、これくらいは守りたい。

番組録画がスムーズにできることが、我が家では大事。最近だと、NetflixやHULUなど、インターネットを使ったオンデマンドの配信サービスもあるが、シリーズ物が意外に視聴できない。シリーズ物のちょっと前のシーズンの放送を見返したりすることが多いので、これらの新しい番組中心のサービスは我が家の視聴スタイルとはあわない。

それから月額料金は、当然、できるだけ抑えたい。ちなみに当時(2018年9月)で、
・インターネット接続: Yahoo! BB バリューブランで、1,455円(税込)
・テレビ: J-COM デジタルコンパクトで、4,643円(税込み)
・電話: NTTの固定電話、Yahoo! BBのBB フォンで、基本料金が2,270円(税込)
で、約8,368円/月。上がるのは仕方ないにしても、できるだけ抑えたい。

テレビで使っていたJ-COMに集約していくのが一番簡単なのだが、インターネット接続が不安だった。12Mbpsのサービスで速度が出ればそれで十分なのだが、場所によってはまるで速度が出ないことがあり、対策のしようもないようなので、かなり不安。我が家でどれくらいの速度が出るのか状態を見てくれるサービスがあればよいのだか、そういうのはない。320Mbpsのサービスでもつらい場合があるようである。ひかり接続も提供されているのだが、これはauの光サービスをJ-COM窓口で使う形態であり、テレビと合わせるとかなり高くなる。

そうするとフレッツ系かな、といえことになるが、まだ選択肢がある。フレッツ系は、NTTが直接販売しているサービスと、フレッツ網を借りて光コラボレーション事業者が販売するサービスとがある。更に、コラボ系は、ブロバイダ系、携帯キャリア系に大きく分けられる。

NTTにフレッツを申し込む場合、別にISPとの契約が必要になる。これは、請求が2つに分かれること、トラブル時の問い合わせ先が2つに分かれることを意味する。後者は、トラブル時には面倒だ。これらを解消するため、光回線をISPに卸売してISPが窓口になって光回線によるインターネット接続を提供するのが、コラボレーション事業者ということになる。

コラボレーション事業者によるサービスは、インターネット接続に関しては、実質、フレッツと同じであるが、申し込みやサポートがISPに一元化される。料金もちょっと安くなる。いいことずくめのようだが、一つ問題がある。フレッツとは、サーピスメニューが、違うのだ。

例えば、フレッツは一戸建て向けの回線として、100Mbpsクラスのサービスと、1Gbpsのサービスがあり、要件に応じて選べるが、コラボレーション事業者では選べない場合もあるようだ。また、フレッツテレビやひかりTVのようなテレビ系のサービスを提供していない場合もある。バックボーンはフレッツなので、NTTに申し込めばこれらのサービスは基本的には利用できるようなのだが、NGの場合もあるようなので注意が必要だ。事業者に確認したほうが良いだろう。

フレッツに申し込めば、電話、テレビのサービスを一元化でき、インターネット接続のみISPに申し込む形になる。ISPにつなぐところまではNTTがやってくれるので、接続に関する工事は、基本的にはNTTがまとめて実施するし、光終端装置も集約されるようになっている。

コラボレーション事業者の場合、光回線の敷設、インターネット接続の申し込みはコラボレーション事業者が受け付ける。ひかり電話、テレビサービスは、その事業者がこれらのサービスメニューを提供しているなら、コラボレーション事業者に申し込める。サービスメニューがないなら、NTTに申し込まなければならない。何を言っているかというと、伊光回線の敷設・インターネット接続の工事と、他の工事の申し込み先が変わるということであり、この調整を自分でやらなければならなくなる。

つまり、NTTにフレッツでインターネット接続を申し込む場合、インターネット接続、電話、テレビの工事を合わせて申し込むことができるが、コラボレーション事業者の場合は電話、テレビの工事を別途手配しなければならなくなることがある、ということ。加えて、インターネット接続、電話、テレビで光終端装置が分かれる可能性があるということ。これは、コラボレーション事業者のサービスメニュー次第。

フレッツ系の場合、電話はひかり電話しかないので、特に考える余地がない。

一方、テレビサービスは、フレッツテレビとひかりTVの二つのサービスがある。これも、使い勝手が大きく違うので、よく考えて選択するべきだ。

我が家は、テレビサービスはフレッツテレビがよさそうで、それが使えてスマホとの利用で割引が得られるIIJmioひかりを選択した。回線とインターネット接続をIIJmioひかり、電話はひかり電話、テレビはフレッツテレビとスカパーにすることにした。約1,400円のアップ。インターネット接続が早くなること、BSやCS番組の録画が簡単になる。まぁ、こんなものか。

申し込み時には、上のようなこまごまとした事情をよく把握していなかったので、申し込みや工事の手配時に、そうなのかー、ということが数回ありましたが、おおむね、想定していた使い勝手に、切り替わりました。


2018/12/16

ADSL+CATVから光回線サービスへ(4):光回線でのテレビ放送サービス

光回線を使うと、テレビ番組を光回線にて受けられるサービスがある。フレッツ光であればフレッツテレビひかりTV、auひかりであればauひかりテレビ、NUROであればひかりTV。それぞれ特徴があるので、テレビも光回線経由にしようと考えている場合には、これを把握しておかなければならない。

まず、一般的に、CATVの場合と同様に、放送信号の変調の仕方により、テレビなどの視聴機器で放送波を直接受信できるパススルー方式か、セットトップボックスが必要になる方式なのかの違いがある。どちらの方式かによって必要な契約数や使い勝手が違ってくる。

テレビで直接受信できるパススルー方式であれば、光終端装置以外の機器は設置しなくてよい。セットトップボックスが必要な場合は、テレビのそばにセットトップボックスを置き、それを光終端装置と接続しなければならない。複数台のテレビでの受信を考えている場合、それぞれの受信装置ごとにセットトップボックスになり、光終端装置との接続も必要になる。

録画に関しても、セットトップボックス方式の場合は注意が必要だ。セットトップボックスに録画機能がない場合、番組の録画はレコーダーの外部入力経由となることを理解しておくべきだ。どんなに高画質の放送であったとしても、録画の画質は赤白黄のピンケーブル接続による外部入力経由での画質になる。録画予約の設定も、セットトップボックスと、ビデオレコーダーの両方に予約の設定をしなければならないので、面倒だ。最近のセットトップボックスはHDDへの録画ができる場合がほとんどなので心配ないが、サービスによっては、余分に機器代金を請求されたり、外付けUSB HDDの購入が必要になる場合もあるであろう。

また、通常、セットトップボックスを複数おく場合、その数の分だけ契約するように求められるものと思っておいたほうが良い。

こう書くとセットトップボックス方式のほうがいろいろ不都合がありそうな感じだが、セットトップボックスにより提供される機能やサービスもあるので、一概に不都合ばかりではない。例えば、高画質な放送を受信・録画できたり、オンデマンドサービスが統合されていたり、といった話。要は、今のテレビにはない機能がセットトップボックスで利用できるようになる場合もあるということ。これらのことも踏まえ、利便性、機能性をよく見てサービスを選択すべきである。

auひかりテレビは、auの光回線で利用できるサービスで、auのIPv6網で番組動画を送信している、セットトップボックス方式のサービスである。auひかりテレビは、地デジ、BSデジタルは送信しておらず、いわゆるCS放送のみが送信されているサービスであることに注意が必要。地デジ、BSデジタルを視聴したい場合は、他のサービスを利用する、アンテナを設置する、など、別の方法を考えなければならない。テレビサービスとしての料金は若干安く感じる設定になっているかもしれないが、地デジ、BSデジタルを視聴できない、ということを踏まえて考えるべきである。既にアンテナが設置されている家庭でCS放送を観たい場合で、スマホの契約とも合わせてauでうまく割引が得られるなら、auひかりテレビは選択肢になると思う。繰り返すが、地デジ、BSデジタルを視聴したいが、アンテナは設置したくない、という人は、auひかりテレビを選択してはいけない。

ひかりTVは、フレッツ光のオプションサービスで、NTTのIPv6網を使った地デジ、BSデジタル、CSのすべてを視聴可能なサービスで、セットトップボックス方式をとっている。地デジの視聴にもセットトップボックスが必要で、テレビだけでは地デジを視聴できないので、テレビが複数台ある場合は注意が必要だと思う。ひかりTVの特徴は、ビデオ、カラオケ、電子書籍、ゲームのような豊富なコンテンツにあると思う。これらが1つのセットトップボックスから提供される。

フレッツテレビは、auひかりテレビやひかりTVと異なり、光回線を使った「放送」サービスである。光終端装置からテレビで受信可能な放送波が出力されるパススルー方式である。アンテナで受信するのと同じ信号で地デジとBSデジタルの信号を光回線経由で受信できるので、テレビ、ビデオレコーダー以外の装置が不要になる。これは、最大のメリットだと思う。また、複数の機器で視聴する場合でも1契約でよいこともメリットである。

フレッツテレビの場合、他のCS放送は、別途スカパーとの契約が必要になる。スカパー契約は、「スカパー」と「プレミアムサービス光」の2種類があり、プレミアムサービス光が高画質のサービスで、チャンネルも若干異なるようだ。「スカパー」は、標準画質のサービスでDVDクラスの画質になる。フレッツテレビと「スカパー」の組み合わせでは、テレビ、ビデオがCSチューナーを搭載していれば、そのままその機器で地デジ、BSデジタル、CSの視聴・録画ができる。「プレミアムサービス光」は、高画質のサービスで地デジクラスの画質になるが、CSの視聴はセットトップボックスが必要になる。スカパー契約は、基本的には視聴・録画機器の台数ごと=B-CASカードごとに必要になる。録画する場合は、レコーダーのB-CASカードで契約することになるであろう。

いろいろなまとめサイトに光回線でのテレビサービスについての記載があるが、ほとんとのサイトで、フレッツテレビ、ひかりTVはインターネット接続が必要、と誤った記載がされているように思う(どこかのサイトからコピーされたものだと思うが、、、)。光回線とインターネット接続は別の話であり、フレッツ光で光回線を契約し、加えて、ISP契約をすることで初めて光回線によるインターネット接続が利用可能となる。このインターネット接続と、テレビサービスは実は無関係で、インターネットを経由せずに送信されている。フレッツテレビの場合は、インターネット接続とは違う周波数帯域で放送波が送信されており、ひかりTVの場合はNTTのIPv6網(インターネットではない)を使って番組動画が送信されている。

フレッツ光の光回線でプロバイダ契約なしという形態はあり得て、その場合でも、フレッツテレビひかりTVは利用可能である(ひかり電話もIP技術は使っているが、インターネットは通らない)。あんまりない話ではあると思うが、フレッツ光の安価な回線で、ISP契約をせずに、テレビとひかり電話を利用することもできる。

ひかりTVやauひかりテレビは、それぞれIPv6を使っているじゃないか、という話があるが、それはインターネットではなく、NTTとauが構築しているIPv6網でマルチキャストしているということ。宅内では、光終端装置とセットトップボックスをLAN接続し、セットトップボックスとテレビをHDMIケーブルで接続する形態となる。光終端装置とセットトップボックスをLANケーブルで直結する場合はよいが、そこでLANを構成する場合は、IPv6に対応したネットワークになっていなければならないので、注意が必要だ。複数の部屋でテレビを見ようとする場合、IPv6が通るLANが構成されていなければならない、ということ。ハブやブリッジのレベルで接続している場合はよいが、ルータが入るような場合は注意が必要だと思う。

一方のフレッツテレビは、光終端装置からアンテナ線で放送波が出力されるので、IPv6のようなネットワーク設定は関係なく、純粋にテレビアンテナの配線の話になる。

光回線でテレビを見るとインターネット接続の速度が落ちる、といった記載もみられる。フレッツテレビの場合は、何の関係もありません。フレッツテレビは、放送波をインターネット接続とは別の周波数帯域で送信しているため。

ひかりTVとauひかりテレビの場合は、正直なところ、よくわからない。NTTとauの中で、インターネット接続のためISPへ接続する構成と、テレビ送信のためのIPv6網の構成が重なっているのかどうかが、よくわからない。宅内のLANがIPv6にうまく対応できなくて、ネット接続に障害が出る事例はあるようだ。

などなど。。。

いろいろ考えた結果、画質にあまりこだわりがなく、CS番組を録画して楽しむ場合が多い我が家は、フレッツテレビ+「スカパー」とすることに決めました。スカパー契約は、ビデオレコーダーに対して1契約でよい。CSは、放送時間に合わせてみることはなく録画してみる。もし、他の部屋のテレビから見るとしても、レコーダー内の録画番組をLAN経由で再生できるテレビを用意すればよい。

あとは、工事です。


ADSL+CATVから光回線サービスへ(3): Yahoo! BB ADSLの解約手続き

IIJmioひかりの申し込みで、光回線の工事日が決まり、ADSLが使えなくなることもわかったので、それまで使っていたYahoo! BB ADSLの解約の手続きをした。Yahoo! BBのADSLの解約は、電話での申請になる。オペレーターと話すわけではなく、自動応答でのやり取りで解約手続きが完了する。

というと楽ちんそうだが、ちと手間取った。工事日に合わせて解約したいと思っていたのだが、そういう指定はできないまま自動応答での手続きが進み、突然解約申請を受け付けました、というところまで進んでしまい、慌ててしまったからだ。慌てて電話を切ってしまった。

結局、オペレーターが対応してくれるサポートに電話。オペレーターに確認すると、自動応答での手続きは完了しておらず、この電話で手続きできるというので、やってもらった。はじめからこっちにすればよかった。

オペレーターとやり取りしたところ、月中の解約には対応しておらず、月末での解約しかできないとのこと。そうならそうと、自動応答でもそう言ってくれりゃ良いのだが、それはなかった気がする。

ともあれ解約申し込みは完了。解約手続きすると、ソフトバンクから契約解除に関するハガキが後日届く。我が家の場合、1週間後くらいに届いた。これに記載の住所にモデムを返送して、手続き完了となる。

光接続開通後、月末までまだ日はあったが、用済みのモデムと電源アダプタを適当な箱に入れ、新聞紙で隙間を埋めて梱包、宅急便で送付して、手続き完了。無事、二年契約の更新のタイミングで解約できた。

BBフォンの請求が月ズレで続くようだが、これが終われば、完全終了。
4年間使いましたが、ほんと、安くて安定した良いサービスでした。


2018/12/03

Amazonのprimeマークの意味

Amazonに限らす、ネットでモノを買うときは発注先には結構気をつけているのだが、うっかりやっちまった。

妻が、スマホのバックアップ用にmicro sdカードがほしいということで、ビックカメラで見てきたVerbatim のSDXCの64GBをネットで買うことにした。が、届いたのが、ブランド名のブリントがなく、SDHC 32GBとプリントされたメモリカードらしきもの。規格上、SDHCの64GBはないらしく、これは変だ、と妻が言う。そもそも、プラスチックファスナーの小袋に入ってきた時点で、怪しさ満点。

Amazon直販品を買ったつもりだったが、どうも、マーケットプレイスに出品されたモノを掴んだらしい。ログから見て出品者に電話して確認したところ、そのような注文番号では注文を受けていない、と言われる。Amazonの注文履歴のページで商品の画像をクリックすると、その商品のページに飛ぶのだが、そこにはその時の販売状況が表示されるようで、なにがしかの出品者の名前が表示されるので、どうも違う出品者に電話したらしい。

で、ちゃんと注文情報の出品者を見ると、、、、、。やられた。明らかに怪しい名前の海外の出品者。これは電話してもあかん。海外の番号だし。

どうすっかなぁと思いを巡らせていたところ、返品の文字発見。

そうか、返品できるな、、。返品手続きを調べると、なぜ返品するのかを入力して、着払いで返送するだけらしい。で、Amazonが返品を認めれば、お金も返金されるようだ。

早速、クリック。ブランドロゴもなく、SDXCでなくSDHCのカードが届いたから、と送信。すると、返送時に同封する書類が表示されるので、それを印刷。その書類とブツを適当な封筒に入れ、準備完了。翌日、郵便局からゆうパックの着払いで送付。数日後、返品処理が終わり、Amazonポイントが返ってきました。今回は、もともとAmazinポイントで買っていたのでポイントで返ってきましたようです。

あっけない、、、。

わりと気をつけている方なのだが、なんで失敗したのかいろいろ考えると、どうもprimeマークがついていたように思うのだ。会員だと、お急ぎサービスが無料の商品、ということ。それで、大丈夫かなぁと思い注文したのだ。

primeマークは、「注文されたもの」を「早く」に届けますよ、ということかと思いこんでいて、それを目安に探していたりしたのだが、それが間違いのもとらしい。どうも、早く届きますよ、ということを示すもののようだ。AmazonのFulfillment Serviceを使っている出品者の商品にはprimeマークが付くらしい。Fulfillment Service by Amazon (FBA)は、在庫管理、配送、返品対応、カスタマーサービスをAmazonが代行するサービス。出品者は、商品をAmazonに送れば、Amazonが注文に応じて商品を出荷してくれるサービス。

Primeマークってなに? とWeb検索すると、Amazonが販売している商品、とか簡単な回答があったりするが、そうではない。Amazonが出荷・配送をしている商品のことだ。早く届く。売主はAmazonではなく、マーケットプレイスの出品者ということもあるということ。

出品者の信頼度は、別の仕掛けで、定期的に確認して良くない業者を排除するようになっているようだが、、、。まぁ、私が勝手にPrimeマークについて勘違いをした、ということらしい。

Amazonの返品サービスは便利だったが、、、、。Primeマークだからと言って、評判のよい業者とは限らないということで、勉強になりました。