2011/11/23

Windowsのキーボードショートカット

Windowsのキーボードショートカットを多用している。周りの人はあまり使っていないので、見ていて結構もどかしい。キーボードから手を離して、マウスでポインタを移動して、とやるよりも、キーボードショートカットだけでできることは結構多い。生産性もずいぶん違うんじゃないかと思う。多用するものを、いくつか書いてみる。

■Windowsキー
スタートボタンを押したのと同じ効果。Windowsキーを押して上下カーソルを押すとメニュー項目が選択できる。左右カーソルも使える。スターとボタンまで移動してクリックして目的の項目をクリック、とやるよりも、Windowsキーでメニューを出してマウスで選択、あるいは、カーソルキーで選択してエンターのほうが早い。

■Windowsキー → 文字キー
Windows XPでは、スタートメニューが出ている状態で文字キーを押すと、その文字から始まるメニュー項目にジャンプできる(Windows 7の場合は、検索になりますが。。)。同じ文字から始まる項目が複数ある場合は、何回かその文字キーを押すと、その項目間で移動できる。私は、良く使うプログラムに表示されるプログラムがOfficeになる。このメニュー上の名前を変更して"Microsoft"をとっている。つまり、"Microsoft Word"を"Word"に、"Microsoft PowerPoint"を"PowerPoint"に変更している。こうすると、Windowsキー → WでWordが一発起動する。まぁ、大抵はファイルを開くので、空のオフィスを立ち上げることは少ないですが。

■Windowsキー → D
Windows XPだと、最近使ったファイルのメニューが展開される。展開後、マウスやカーソルで所望のファイルを選択すれば、すばやくファイルを開ける。マウスでうろうろしなくて良い。

■Windowsキー + R
ファイル名を指定して実行のダイアログが開く。ただし、プログラムを実行するためにこのダイアログを使うことは少なく、特定のフォルダを開くために使っている。このダイアログにフォルダ名を入力すると、そのフォルダのウィンドウが開く。私の場合は、環境変数に良く使うフォルダを定義して、長いパス名の入力を避けている。workという環境変数に良く使うフォルダのパスを定義した場合、%work%とダイアログに入力すれば、そのフォルダが開かれる。

■Windowsキー + L
デスクトップをロックする。席をはずす場合など。

■Windowsキー + D
開いているウィンドウをすべて閉じる、また、元に戻す。

Windowsキーだけで結構ある。

■Alt + Tab
ウィンドウを切り替えるのに使用。タスクバーまでマウスを移動して、というよりも、Alt + Tabを連打していることが多い。たぶん、キーボードのほうが早い。

■Alt + F4
ウィンドウを閉じる。アプリケーションメニューから閉じるよりも、ウィンドウの右上の閉じるアイコンをクリックするよりも、すばやくウィンドウを閉じることができる。


■Tab, Shift + Tab
ショートカットで紹介されることは少ないかもしれない。アプリケーションやブラウザ画面で、次の入力フィールドに移動できる。元に戻るのは、Shift + Tab。入力欄がたくさん有る場合、マウスでクリックして入力欄にカーソルを動かして、とやらなくてよくて、Tabでカーソルを移動できる。

ExplorerやInternet Explorerでは、以下のショートカットがある。

■Alt + D
アドレスバーにフォーカスを移動する。ここにパス名やURLを入力する。Alt + Dで移動して数文字入力すると、過去に参照したアドレスがリスト表示されるので、それをカーソルで選択する。あの狭いテキストボックスにポインタを移動してクリックして、とやるよりもAlt + Dのほうが、断然早い。

■Alt + A
お気に入りメニューを表示する。これもスタートメニューの場合と同じ。お気に入りメニューをクリックして、展開されたメニューから所望の項目を捜すには、マウスを上下に移動する必要がある。ショートカットでメニューを展開してから、直接マウスで選択する、あるいは、カーソルで選択すれば、マウスをうろうろさせる必要がない。

■Control + W
タブブラウズで開いているタブを閉じる。タブの右側についている閉じるアイコンにマウスをもっていく必要はない。Control + Wでタブは閉じる。

ずいぶん生産性が変わってくると思うんだけどなぁ。。。あんまり使っている人を見かけない。

2011/11/17

AUのLismo Portのユーザアカウント

7年ぶりくらいに携帯を買い換えた。スマホブームですが、そんなに使う用事もないので、安上がりな契約ができる普通のAU携帯にした。

まぁ、それでも青空文庫を読んだり、NHK第二放送の英会話を聴いたりしようかと思って、まずは、LISMO Portをインストールした。

で、びっくり。

妻が先にLISMO Portを使っていたのだが、妻が妻の携帯に入れた英会話のCDの情報が見えている。違うユーザアカウントを作成したのに。なんかやり方を間違えたかと思ってやり直しても、結果は同じ。

検索してみると、どうもそういうものらしく、DRM(Digital Right Management)で保護されているコンテンツ以外は、同じパソコンを使う人で、共通に管理されてしまうらしい。

そもそもアプリのつくりがよくない。アプリのレベルでアカウントを作らせている感覚がわからない。なぜ、Windowsのログオンユーザのアカウントごとに情報を分けず、All Userのようなフォルダにデータを格納し、アプリのレベルでアカウント管理をするのか?

ソニーさんは、こういうプライバシー管理には興味ないのだろうか? パソコンは、パーソナルなものだから共有なんてしないでしょ、ってことか?

コンテンツを見られること自体はどうでも良いんだけど、関係ないコンテンツが見えちゃうから、リストから見つけるのが面倒になったり、間違えたりする確率が増えちゃうと思うんだよね。まったくもって、使いにくいことこの上ない。ってか、意味がわからない。

で、USB接続でダイレクトにファイルを送り込んじゃおうと思ったら、携帯内蔵のメモリはドライブには見えないので、がっくり。microSDがないと、だめなんだ。。

調べてみると、OBEX(OBject EXchange)というプロトコルで、お話すればよいらしい。AUは仕様を公開していないらしいが、ソフトバンク、ドコモはOBEXだ。ケータイ関係のバックアップソフトが共通に動くことから、AUもOBEXに違いない。

更に調べると、OpenOBEXとかオープンソースのライブラリが、、。Bluetoothだと、OBEXでファイル交換するアプリがあるようだけど、USBシリアルのそういうアプリは、、、、見当たらないな。見当たらないわけじゃないけど、ケータイ○○って、有料版になっている模様。

作りたくなってきた。。

2011/11/12

本:論語と算盤

ちょっと古めの本。渋沢栄一という幕末から昭和初期に生き、官僚から民間へ転進し、今日の実業界の父と言われるような方の発言をまとめた本。論語の説く生き方と、儲けることが求められる企業経営は両立するのだ、という内容。

論語と言うと道徳を説いていて、富を得ることが必要な企業経営とは両立しなさそうだが、そうではない、と説く。論語では、不正な手段で富を得るのはよくないが、正しい目的のもと、公正さを持って富を得る活動をするのは、否定していない、と説いてる。

読んでいくと、この時代に生きた人とは思えないほど、現代の経営に通じることを語っていると思われる。

たとえば、企業の存在意義は社会の富を拡大することであり、個人的な利益を得ることではない、といっている。これは、ドラッガーがマネジメントで言っていることそのままだ。

他にも、生産性の重要性、ビジネスはWin-Winの関係構築で互いに拡大すべき、会社経営には透明性が必要である、グローバル展開の必然性、不公正な取引、女性の能力尊重、など、あげればきりがない。

ちょっと疲れているときに読んだのだが、正しいことに向かってがんばろう、としゃきっとした気持ちになれる本でもある。言葉が古いのがちょっと難点。