2015/01/07

Panasonic プライベートビエラ UN-JL10T3-K 購入と、テレビのアンテナ配線

実家で、持ち運びができるテレビが欲しいとのことで、Panasonic プライベート・ビエラ UN-JL10T3-Kを選定し、設定してきた。もともと無線LANでテレビ画像を飛ばしてiPadで見る、みたいな事を考えていたのだけれども、いろいろ面倒だろうということでプライベートビエラを推薦した。この設定に難儀したのである。

基本的には、ビデオと同じ接続をすればよいので、テレビにささっていた地デジとBSのアンテナケーブルをプライベートビエラの親機のアンテナ入力に接続し、アンテナ出力をテレビにさすだけ。

のはず。

が、接続に今まであったテレビが普通に見れるか確認しようとしたところ、地デジは見えるがBSがなぜか見えなくなった。BSのアンテナ給電の設定を確認したりしたが、なぜか見えず。E202というエラーコードを表示している。プライベートビエラでも見えない。

接続を元に戻すと見える。もう一度さし直す。やっぱり見えない。BSが見えないのは調子が悪いらしいので、元に戻す。ところが、元に戻してもテレビでBSが見えなくなってしまった。途中、E209というエラーコードに一時なり、その後、E202になる。

マニュアルを読むと、「分配器を使う場合は、全端子通電型を使うこと」と書かれている。かなり焦っていたのでここで勘違い。実家のアンテナ環境は、地デジとBSがどこかで混合され、壁からは1本のアンテナ線が出ていて分波器で地デジとBSの信号に分波してそれぞれテレビにつなぐ形。分配器は、アンテナ線自体を複数に分けて複数の機器につなぐための装置なので、分配器は本来関係ない。が、勘違いしているので、全端子通電型の分配器が要るんだ! と早合点し、電器屋へ。

で、分配器を探すのだが、どうも釈然としない。なので、店員をつかまえて事情を説明してみた。すると、必要なのは分配器ではなく分波器だ、とのこと。言われてそうだそうだと冷静になり分波器を探す。が、そうすると全端子通電型なんていうのは分波器にはなく、BS端子通電型というのがある。よく考えると、分波器では地デジアンテナに給電する必要はないので、BS端子通電型というのを買えばよいはず。さらに冷静に考えると、分波器が壊れることがあるのだろうか? という疑問。もしや、テレビ、プライベートビエラ、アンテナあたりを壊してしまったのではないか、という事態も考えられる。

釈然としないのだが、できることは分波器を買うことしかないので、とりあえず購入し帰宅。

なかなか分波器が壊れたとは考えられないので、開封してしまうと無駄な出費が発生するなぁと躊躇しながら、変えてみないことにはどうしようもないので、開封して新品の分波器に交換。

すると、無事復活。ちょっと古い分波器であったのと、端子の同軸の処理があまい部分があったのとで、作業中にショートさせてしまって、分波器を破壊してしまっていたようだ。

これで、めでたく無線LANによるポータブルテレビ環境が出現。しかも録画できる。テレビ部分が恐ろしく軽くてかなりいい感じ。ビデオとしは機能はかなり簡略化されているが、撮って視て消す、という使い方ならぜんぜん問題なし。なかなかいい品物である。レビューでも結構評判が良いようだが、使い方も分かりやすく、画もきれいで、使い勝手もとてもよさそうだ。

で、今回学んだこと。

分波器: 混合されているテレビ信号を分ける。地デジとBSに分けるなど。
分配器: テレビ信号を複数の機器向けに分ける。テレビを2台つなぐとか。

全端子通電型: テレビ、ビデオからのBSアンテナ向けの給電が、すべての端子から可能である分配器のタイプ。全端子通電型でないと、給電可能な端子に接続している機器がオンになっていないと、他の端子に接続している機器でBSが視聴できない。

テレビのE202エラー: テレビ信号が来ていない。
テレビのE209エラー: アンテナ回路のどこがショートし、保護回路が発動している。

BS信号がきているかどうかの確認: 分波される前のアンテナ線をテレビに直接入れる。
  (今回、これをやってよいかどうか良く分からなかったので、分波器故障の切り分けができず)

いろいろあったが、めでたくポータブル環境の出来上がり。我が家にも欲しいと思ったくらいにいい感じのプライベートビエラでした。