2013/09/17

Windows 7 Home Premiumで、NASにバックアップをとる方法

HDDの故障から復旧後、バックアップのためのNASとして、IODATAのHDL2-A2.0を購入、これにバックアップをとることにした。

で、あんまりちゃんと調べていなかったんだが、きっと、NASの機能としてスケジュールバックアップがあるに違いない、とか、バックアップ用のソフトが添付されているに違いない、とか考えていた。というか、Windows 7のバックアップ機能で、NASにバックアップを取るのが一番だろうな、と考えていて、それでバックアップを取るつもりだった。

ところが、、。

Windows 7のバックアップは、ネットワークにバックアップを保存できない。正確には、Windows 7 Home Premiumでは、バックアップの保存先をネットワークにできない。

ここでHDL2-A2.0のネットワークバックアップ、添付のソフトウェア、ThinPadのRecue & Recovery、フリーウェアなどをトライしたが、どうもしっくり来ない。どーにかならないかと考えていて、ふと思いついた。

NASの上に作った仮想ディスク(VHD)に、Windows 7のバックアップで、バックアップを取ることはできないか?? 早速実行。

(1) コンピュータの管理からディスクの管理をオープン
(2) NAS上にVHDを作成。ここは、容量固定のディスクでなければならない。
(3) 作成したVHDを初期化、パーティション作成、フォーマット。クイックフォーマットであれば、数分で完了。これを、適当なドライブにマウントしておく。

で、Windowsのバックアップを起動すると、、、、。ちゃんとバックアップ先として、NAS上のVHDが見える。すばらしい。で、バックアップを実行すると、普通にバックアップをとることができた。二度目はちゃんと差分バックアップになっている。

速度的に早いのか遅いのかはよくわからないが、Windowsのバックアップは圧縮・暗号化をかけるので、素のファイルでバックアップをするよりも遅いだろうと思う。VHDにしていることのオーバーヘッドは、バックアップ全体の時間から見ればそれほどないはず。

まぁ、自己責任ではあるが、あまりソフトを導入したくない人には、こんなやり方もあります、ということで。

(2)について、NAS上に容量可変のVHDは作成できない。いったん成功するが、ドライブを切断すると二度と接続できない。理由は検索すると出ているが、いまひとつよくわからない。が、とにかくできない。なのである程度の大きさの容量固定のVHDを作成する必要があるが、ネットワーク経由だと結構時間がかかる。うちの環境だと、PCとNASを直結すると100Mbpsになり、300GBのVHDの作成に約8時間かかった。

あと、このVHDにはシステムイメージのバックアップはできないようだ。まぁ、これは、リカバリCDがあるので、これで代用可能。

しばらく、これで運用してみることにする。

2013/09/16

ThinkPad SL510のHDD故障 (3)

HDD故障発覚Windows復元から続く。

データ復旧用に、GREEN HOUSE SATA/IDE-USB2.0変換アダプタ 2.5インチHD対応 GH-USHD-IDESAを購入。これで、故障したHDDをUSBでつないで、復旧したWindowsでデータをコピーできるかなぁ、と思いつつ試してみたが、、、。やっぱり、だめ。不調のHDDをUSB変換してアクセスするのは、冷静に考えれば、無理な話。

新しいKnoppixで試して見たが、だめ。パーティションまでは見えるのだが、その先が安定しない。いろいろ試した結果、一番安定してファイルが見えるのが、故障しているHDDをPC内部に戻して、2005年のKnoppixを使う場合。ところが、このバージョンはNTFSへの書き込みがサポートされないのと、ネットワークも使えないようで、データの書き出しができない。

さらにいろいろ試して、HDDをPC内部に戻した構成で、NTFSをサポートし始めたKnoppix 5.1.1日本語版でデータを取り出すことができた(実は、日本語Knoppixのサイトに古いバージョンがアーカイブされていないため、古いKnoppixを探すもの結構大変だった)。SATA-USBアダプタで新しいHDDにデータを書き出すことも可能であったが、ちょっと不安。そこで、別のUSB接続可能な外付けHDDに故障HDDのデータを読み出すことにした。で、新しいHDDをPC内部に入れてWindowsを起動したときに、データをUSB外付けHDDから新HDDへ書き戻す。手間はかかるが、仕方がない。

読み出しはスムーズだったかというと、故障の症状が出るので、とにかく遅い。数百KBコピーしてはとまる。これだと永遠に回復できないのだが、時折調子がよくなり、数MB/sで一気にコピーが進む。たまに、どうしようもなくなって、エラーでファイルコピーに失敗しスキップされる。という一進一退を繰り返した。

結局、データはすべて復元できたかというと、そうでもない。ファイルコピーなので、コピー中にデータが読めなくなると、そのファイルはすべてだめ。画像くらいはよいのだが、ムービーはちょいとつらい。最初は、読めないファイルは不良セクタとか物理的にプラッタに傷が入ってだめなのかと思ったが、ディスクをアンマウントして再びマウントすると読めたりするので、データが物理的に破壊されてしまったわけでもないようだ。

回復できないムービーは、ほとんどが妻が携帯でとったものだったが、どうも妻の携帯にムービーだけは残っているらしい。

というわけで、ぼちぼちデータを戻した結果、たぶん、1%程度のファイルを除いて、ほとんど復元できた。復元できなかったものも、たぶん、何度かリトライすれば取り出せそう。これは、どうしても要る、ってなったときに復元すればよいかな、という状況にまで戻せた。

ま、定期的なバックアップはしましょう、ということで。

ThinkPad SL510のHDD故障 (2)

HDD故障発覚の続き。

そうだ、SSDにしようって一瞬思ったが、高いのでパス。9.5mmの2.5インチで、容量をちょいと増やして、バックアップ用のNASも買うからそんなに大容量じゃなくて良くて、、、など考え、東芝のMK3256GSYを選択し、激安市場で発注。

HDDを入れ替えてリカバリディスクで起動したところ、無事R&Rが起動した。とりあえず、PC本体は救えそうだ。

で、前に作っておいたリカバリDVDでリカバリを開始したのだが、リカバリ中にCRCエラーが発生。それでも完了したように見えるので、再起動するとwinload.exeがないと言って起動しない。なんてこったと思いつつ、いろいろ考える。そういえば、BIOSでSATAをCompatibilityモードに設定したままだったことに思い至る。たしかに、リカバリだとSATA設定でWindowsが復元されるので、調子が悪いかも。それが原因かどうかは分からないが、モードをAHCIに戻し、再度リカバリを実行。今度は、うまく行った。

Windows起動後、Microsoft Security Essentialsをインストールし、Windows Updateを適用。途中、Windows Live 2011の更新がOKボタンの押下を求めるダイアログを出したためアップデートが中断していたのが残念だったが、パッチ適用も完了。これで、PCとしては復旧完了。あとはデータ。

と思ったが、パーティションを切り忘れていた。

再びKnoppixの出番。ブートローダ用とR&R用のパーティションはそのまま、Cドライブをいったん削除し80GBに。で、再度リカバリを実行。やれやれではあるが、完了した。

が、またもやパーティションがきれていない。あ。。リカバリCDからリカバリするとパーティションが削除されて工場出荷状態に戻るんだったっけか。。はーーーー。

さすがに嫌になってきたので、Windowsのディスク管理からCドライブを縮めてみるが、所望のサイズまで小さくならない。ならば、ってんでGPartedでCドライブのパーティションを縮めてみる。おおおおお。すごい、できた。簡単だ。

ところが、、Windowsを起動してみると、なぜかAeroが設定されていないし、IEが見当たらない。。。そういえば、リカバリ直後のWindowsの初回起動設定中に再起動を要求するダイアログが出たので、初回ログイン時の設定手順を中断してしまった気がする。あそこで中断すると、Windowsの設定が中途半端になるらしい。落とし穴だ。

今度は、HDDに復元されたR&Rでリカバリを実行。。。ようやく、所望のパーティションのWindowsが出来上がり。

今度こそデータの復旧

2013/09/14

ThinkPad SL510のHDD故障

まだ4年目くらいなのだが、ThinkPad SL510が故障した。正確には3年3ヶ月。早すぎる。そんなに負荷のかかる使い方はしていないのだが。

発生した症状は、異常な遅さ。ディスクアクセスランプが点灯しっぱなしになり、とにかくまともに動かない。シャットダウンに15分以上かかった次の起動で、Windowsが起動しなくなった。

バックアップの仕方いろいろメモしていたが、例によってバックアップをとっていないので、大変焦る。

HDDから起動しようとすると、ディスクに格納されているRescue&Recoveryが起動する。つまり、HDDは完全には壊れていなさそうな感じ。ただし、R&Rの起動は完了せず、途中でハングする。ローダが、HDDがおかしいのを検知してR&Rの起動に切り替えたが、そいつも起動できない状況。

さて、どうするか。

まずは、状況を確認するため、作成しておいたリカバリディスクからR&Rを起動してみるが、途中でハング。HDDにアクセスに行くところでハングしているっぽい。この辺で、データ復旧はあきらめモード。ならば、新しいPCを買うかとも思ったが、本体が壊れていないならHDD換装で救えるかもと思い至る。

手持ちのHDDに差し替えてHDD故障なのか確認しようと、保守マニュアルを見ながら外科手術。で、HDDを挿そうとしたら、、、、、。これ、SATAだ。。。持っているのはIDE。。。だめじゃーーーん。

次に試したのが、KnoppixのCD。ただし、2005年頃に作成したCDだったので、SATAのPCで起動するか微妙だよなと思いつつ。試したところ、やっぱり起動しない。うーーーん、と考え、BIOSの設定を眺めると、SATAの設定を発見。確かにこの辺は微妙だなと思い、AHCIからCompatibilityモード変更し、再トライ。

すると、さっきより進む。が、やはりHDDアクセスするところで固まる。が、、、、。Linuxちゃんは偉い。タイムアウトで抜けて、起動してくれた。ターミナルからHDDをマウントしてみると、ちょっと時間がかかるがマウント成功。中身はというと、、、、、すべて無事っぽい。データまで確認していないが、大事なディレクトリは存在しているようだ。

ってことで、PC本体は大丈夫そうなので、HDDを換装することにした。

Windowsの復元に続く。