2011/02/07

Windows 7でシステムパーティションのサイズを拡大

この手のことを実行しようとすると、昔は、何々というフリーソフトを使えばできる、とか、Knoppixでやればできる、とか、とかく難しくなりがちであった。英語版のフリーソフトをインストールして、、、などどいうのは、初心者には、ちょいと敷居が高い。

いつのころから改善されたのか、Windows 7では、いくつかの制限があるもののブートパーティションの拡張が非常に簡単になった。ブートパーティションとは、Windowsがインストールされているパーティション。通常は、Cドライブ。

なんでこんなことを書いているかと言うと、我が家のマシンもCドライブの空き領域が不足してきたため。40GBも用意していたのに、なぜか残り数GBととなり、システムの回復機能がきちんと動かなくなってしまったようなのだ。データはシステムとは違うパーティションに保存するため、わざわざDドライブを作成し、、、などとやっていたが、システムドライブの見積もりが甘かった。そこで、バックアップもかねて、ブートパーティションの拡張にトライすることにした。

まず、ディスク自体に空きがあるのか確認が必要だ。空きがなければ何にもならない。空きのあるパーティションが、ブートパーティションの直後にあれば、作業は簡単だ。直後とは、「コンピュータの管理」ツールの「ディスクの管理」で見たときに、「ブート」とマークされているWindowsパーティション(ブートパーティション)のすぐ後ろの領域のことだ。直後でなくとも、ブートパーティションの後ろのパーティションのいずれかに空きがあれば、なんとかなる。

ただし、ディスクの一番最後には、プロダクトリカバリのデータが入っているかもしれないので、注意すべき。ここに空きがあっても、このパーティションには触れないほうがよいだろう。この手のパーティションには、ドライブレターが割り当てられていないと思う。この手のパーティションには触らないほうがよいだろう。

パーティションの操作をするときには、データのバックアップをとるので、バックアップ用のメディアも必要だ。USBの外付けディスクか、NAS(Network Attached Storage, ネットワーク接続型の外部ディスク)が必要だ。

ここで、ブートパーティションを何GBにするか、その後ろのパーティションを何GBにするか設計する。

次に、ブートパーティションの後ろのパーティションのバックアップを作成する。バックアップは、スタートメニューのメンテナンスにある「バックアップと復元」から作成できる。よくわからなければ、この機に、すべてのドライブのバックアップを作成してしまえばよいだろう。バックアップ後、必要なデータがすべてバックアップされているか、確認すること。バックアップ設定を間違えていると、肝心のデータがバックアップされていないこともある。ポイントは、バックアップにドライブを含めること。

ここで、「ディスクの管理」でブートパーティションの後ろのパーティションを削除する。具体的には、そのパーティションを右クリックしボリュームの削除を実行する。その後、再び右クリックし、パーティションの削除を実行する。これで、この領域が未割り当ての領域になる。

いよいよ、ブートパーティションを拡張する。ブートパーティションを右クリックすると、「ボリュームの拡張」という項目が選択可能になっているはずだ。これを選択すると、拡張するサイズを聞いてくる画面になるので、設計したサイズになるようにパーティションを拡張する。拡張は一瞬で終わる。

最後に、未割り当ての領域にパーティションを割り当て、フォーマットして、利用可能な領域とする。ここに、バックアップしたデータを復元すれば、元通りになる。

空き領域が直後のパーティションにない場合は、複数のパーティションのバックアップをとって、パーティションを削除して、サイズを調整して再作成する、などの手順が出てくるが、ブートパーティションの直後を未割り当てにしてブートパーティションを拡大する、という基本手順は同じだ。

バックアップに多少時間がかかるが、よくわからないソフトをインストールしなくても、ブートパーティションの拡張ができる。

正確には、ダイナミックディスクのときはどうなのか、とか、いろいろあるが、一般的には、上に書いた手順でブートパーティションを拡張できるだろう。

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