2011/02/03

NECのパソコン事業譲渡

次代の流れを感じるニュース。

NECといえば、PC-8001から始まる日本のパソコンの流れを作った会社。マイクロソフトと提携してN-BASICをパソコンに搭載したり、いろいろやっていた。独自路線の世界から、MSX、DOS/V互換への転換など、日本のパソコン史の中心にいつもNECがいたといってもよいでしょう。

私は、計算機にかかわる仕事をしていますが、最初に持ったパソコンは、PC-8001mkII。その前にSHARPのポケコンを持っていたが、本格的なパソコンは8001mkIIが最初。といっても、私が買ったわけではなく、兄が使っていたののお下がり。ポケコンでも機械語プログラミングをしていたが、PC-8001mkIIになってさらに計算機への興味が増していった。

ちょうど、外付けHDDなるものの出はじめで、DOSという概念が広がり始めたころであった。我が家は外付けHDDなんて買ってもらえるお金も無かったので、当時はDOSを使い倒すことはできなかった。DOS、というか、OSに触ったのは、大学に入ってからか。

BASICでは飽き足らず、機械語プログラミングでハードウェアを直接操作するようなプログラミングをしていた。といってもVRAMくらいだけど。今と違って、直接ハードウェアをたたくプログラミングが簡単にできたので、計算機の仕組みとが原理みたいなものは、今よりも理解しやすかったように思う。DOSなんて無かったし。いまや、仮想化だもんなぁ。。。今、計算機を学ぶ人は、ある意味不幸かも。

それにしても、メモリマップやらフローチャートやらZ80のアセンブラやらを紙に書いて、ハンドアセンブルで機械語に変換して、手打ちで入力して、、、なんて、よくやってたなぁ。なんせOSが無いから、テキストエディタもないし、アセンブラもない。それで機械語とは何か、スタックとは何か、レジスタとは何かを学べるのだが。

もう、日本のような高機能路線のマシンは廃れていくんだろうか。。

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