2018/12/17

ADSL+CATVから光回線サービスへ(5):光回線サービスの選択

ということで、ADSLでのインターネット接続をやめることにしたのだが、問題は切り替え先。切り替え先は、CATV会社が提供するケーブルによるインターネット接続か、光回線によるインターネット接続か。いずれにしても、テレビや電話もセットにしていかないと高額になってしまうので、それらも合わせて考えることになる。

我が家の場合は、CATVであればJ-COM、光はフレッツ系、au、NUROからの選択。

2000年ころからのツーカーユーザで、ツーカーがauに吸収されて以来ずっとauユーザーだったのがだ、スマホへ切り替える際にauはやめた。携帯電話サービスには問題はなかったのだが、サービスやサポートが複雑になりとても分かりにくく、考えられなくなったから。なので、auひかりは考えられない。スマホはIIJmioのサービスを使っており、auひかりではなんの割引も得られない。

NUROは評判が良いようだが、若干高く感じる。

そういうわけで、J-COMとフレッツ系で本格的に比較してみた。ちなみに、当時、テレビはJ-COMを使っていた。

まずは、どうなっているのが良いかをよくよく考えてみた。必要なことは、
・CS番組がスムーズに録画できることと、
・インターネット接続が、今よりも遅くならないこと。
くらい。

インターネット接続は、切り替え前は、Yahoo! BB ADSLで実効6Mbpsくらいで、我が家では十分であった。これより遅くなると動画がしんどくなりそうなので、これくらいは守りたい。

番組録画がスムーズにできることが、我が家では大事。最近だと、NetflixやHULUなど、インターネットを使ったオンデマンドの配信サービスもあるが、シリーズ物が意外に視聴できない。シリーズ物のちょっと前のシーズンの放送を見返したりすることが多いので、これらの新しい番組中心のサービスは我が家の視聴スタイルとはあわない。

それから月額料金は、当然、できるだけ抑えたい。ちなみに当時(2018年9月)で、
・インターネット接続: Yahoo! BB バリューブランで、1,455円(税込)
・テレビ: J-COM デジタルコンパクトで、4,643円(税込み)
・電話: NTTの固定電話、Yahoo! BBのBB フォンで、基本料金が2,270円(税込)
で、約8,368円/月。上がるのは仕方ないにしても、できるだけ抑えたい。

テレビで使っていたJ-COMに集約していくのが一番簡単なのだが、インターネット接続が不安だった。12Mbpsのサービスで速度が出ればそれで十分なのだが、場所によってはまるで速度が出ないことがあり、対策のしようもないようなので、かなり不安。我が家でどれくらいの速度が出るのか状態を見てくれるサービスがあればよいのだか、そういうのはない。320Mbpsのサービスでもつらい場合があるようである。ひかり接続も提供されているのだが、これはauの光サービスをJ-COM窓口で使う形態であり、テレビと合わせるとかなり高くなる。

そうするとフレッツ系かな、といえことになるが、まだ選択肢がある。フレッツ系は、NTTが直接販売しているサービスと、フレッツ網を借りて光コラボレーション事業者が販売するサービスとがある。更に、コラボ系は、ブロバイダ系、携帯キャリア系に大きく分けられる。

NTTにフレッツを申し込む場合、別にISPとの契約が必要になる。これは、請求が2つに分かれること、トラブル時の問い合わせ先が2つに分かれることを意味する。後者は、トラブル時には面倒だ。これらを解消するため、光回線をISPに卸売してISPが窓口になって光回線によるインターネット接続を提供するのが、コラボレーション事業者ということになる。

コラボレーション事業者によるサービスは、インターネット接続に関しては、実質、フレッツと同じであるが、申し込みやサポートがISPに一元化される。料金もちょっと安くなる。いいことずくめのようだが、一つ問題がある。フレッツとは、サーピスメニューが、違うのだ。

例えば、フレッツは一戸建て向けの回線として、100Mbpsクラスのサービスと、1Gbpsのサービスがあり、要件に応じて選べるが、コラボレーション事業者では選べない場合もあるようだ。また、フレッツテレビやひかりTVのようなテレビ系のサービスを提供していない場合もある。バックボーンはフレッツなので、NTTに申し込めばこれらのサービスは基本的には利用できるようなのだが、NGの場合もあるようなので注意が必要だ。事業者に確認したほうが良いだろう。

フレッツに申し込めば、電話、テレビのサービスを一元化でき、インターネット接続のみISPに申し込む形になる。ISPにつなぐところまではNTTがやってくれるので、接続に関する工事は、基本的にはNTTがまとめて実施するし、光終端装置も集約されるようになっている。

コラボレーション事業者の場合、光回線の敷設、インターネット接続の申し込みはコラボレーション事業者が受け付ける。ひかり電話、テレビサービスは、その事業者がこれらのサービスメニューを提供しているなら、コラボレーション事業者に申し込める。サービスメニューがないなら、NTTに申し込まなければならない。何を言っているかというと、伊光回線の敷設・インターネット接続の工事と、他の工事の申し込み先が変わるということであり、この調整を自分でやらなければならなくなる。

つまり、NTTにフレッツでインターネット接続を申し込む場合、インターネット接続、電話、テレビの工事を合わせて申し込むことができるが、コラボレーション事業者の場合は電話、テレビの工事を別途手配しなければならなくなることがある、ということ。加えて、インターネット接続、電話、テレビで光終端装置が分かれる可能性があるということ。これは、コラボレーション事業者のサービスメニュー次第。

フレッツ系の場合、電話はひかり電話しかないので、特に考える余地がない。

一方、テレビサービスは、フレッツテレビとひかりTVの二つのサービスがある。これも、使い勝手が大きく違うので、よく考えて選択するべきだ。

我が家は、テレビサービスはフレッツテレビがよさそうで、それが使えてスマホとの利用で割引が得られるIIJmioひかりを選択した。回線とインターネット接続をIIJmioひかり、電話はひかり電話、テレビはフレッツテレビとスカパーにすることにした。約1,400円のアップ。インターネット接続が早くなること、BSやCS番組の録画が簡単になる。まぁ、こんなものか。

申し込み時には、上のようなこまごまとした事情をよく把握していなかったので、申し込みや工事の手配時に、そうなのかー、ということが数回ありましたが、おおむね、想定していた使い勝手に、切り替わりました。


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